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【ゴルフ】

モモモモ、暫定首位タイ発進 上田桃子&三浦桃香

2018年5月4日 紙面から

第1日、8番でティーショットを放つ上田桃子=茨城GCで(武藤健一撮影)

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◇ワールドレディスサロンパス杯<第1日>

 ▽国内女子メジャー第1戦▽3日、茨城県つくばみらい市・茨城GC西C(6715ヤード、パー72)▽雨のち晴れ、22・9度、西2・4メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2400万円▽120選手(うちアマ3人)▽観衆3581人

 雷雲接近のためスタートが45分遅れ、8組24選手がホールアウトできずに日没サスペンデッド(順延)となった。プレーを終えた95人の中では上田桃子(31)=かんぽ生命、新海美優(22)=広島CC、三浦桃香(19)が70の2アンダーでトップ。前週ツアー初優勝の新垣比菜(19)=ダイキン工業=は1オーバー。現在賞金ランク1、2位の鈴木愛(23)=セールスフォース、比嘉真美子(24)=TOYOTIRES=はともにホールアウトできず、イーブンパーにいる。

 5日の端午の節句を前に、ゴルフ界は2カ月遅れの“桃の節句”だ。最大瞬間8メートル以上の強風が吹き荒れ、多くの選手が苦しむ中、桃子と桃香がスコアボードのてっぺんに名前を連ねてホールアウトした。

 「ナイスプレーですね。上出来だと思う」とは31歳・桃子。2007年、史上最年少で賞金女王に輝き、昨季までにツアー通算13勝。なのになぜかメジャータイトルに縁がない。それだけに今大会へ挑む気持ちも人一倍。照準を絞ってきた。

 「1ホールたりとも気を抜けないラウンドだった。オンとオフがある大きい風で本当に神経を使った。最終9番の第2打地点でサスペンデッドのホーンが鳴った。ボギー上がりになったけれど、ホールアウトできてよかった」と4バーディー、2ボギーを振り返った。2週前のフジサンケイレディスでは最終日中盤まで単独首位にいながら3位に終わっただけに、憂さを晴らしたいところだ。

6番のバーディーパットをわずかに外すが笑顔でギャラリーを沸かせる三浦桃香=茨城GCで(武藤健一撮影)

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 一方「プロになってまだ4日間大会を4日間戦えていない。だからメジャーという意識以前に、まず予選を通ることが目標なんです」というのは、ルーキーの19歳・桃香。昨年のプロテストには失敗したが、QT(出場予選会)経由でツアー参戦中。第4戦のアクサレディスでは初日、2日目と首位に立ち10位。前週のサイバーエージェントレディスでは自己ベストの7位フィニッシュを果たして上り調子だ。「クラブフェースのトゥ(先端)側の低いところでボールをとらえて、ランの出る球で風に対応した」という。残り3日、2人の桃が黄金週間のギャラリーを楽しませてくれそうだ。 (月橋文美)

 

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