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【社会】

高校生大使を平和賞候補に ノーベル賞委から正式通知

 核兵器廃絶を目指して署名を集め国連機関へ届けている「高校生平和大使」が、正式に今年のノーベル平和賞候補となったことが三日、分かった。活動を支える広島、長崎両市の市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が明らかにした。

 派遣委員会で共同代表を務める平野伸人さん(71)によると、ノルウェーのノーベル賞委員会から四月に電子メールで通知があったといい「これまでの活動が認められた」と語った。

 高校生平和大使の支援者らは今年に入り、国会議員の推薦状を取りまとめてノーベル賞委員会へ送付。同委はすでに受理していた。

 高校生平和大使は一九九八年、長崎の高校生二人が地元の平和運動家らと共に、反核署名を携えて米ニューヨークの国連本部を訪ねたのが始まり。派遣委員会が毎春、被爆地の広島や長崎を中心に各地から公募して選出している。昨夏までに十七都道府県の高校から計約二百人が就任した。

 

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