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フィリピンで撤去の「慰安婦像」、制作者に返還

 フィリピンの首都マニラで先月、突然撤去された「慰安婦像」が、像を制作した彫刻家のもとに返還されていたことがわかりました。

 先月27日の深夜にマニラの目抜き通りから撤去された慰安婦問題を象徴する女性像は、像のデザインと制作を担当した彫刻家のジョナス・ロセス氏のもとに返還されました。地元当局は撤去について「下水道改良事業のため」と説明していますが、繰り返し「遺憾の意」を伝えてきた日本政府にフィリピン政府が配慮したものとみられます。ロセス氏は、像は「次の世代に歴史を伝える芸術」と主張し、撤去に憤りをみせました。

 「この像は日本も誰も非難するものではない。フィリピン人は尊厳を失った。歴史を放棄してしまった」(ジョナス・ロセス氏)

 フィリピンのドゥテルテ大統領は「設置は政府の政策ではない」と撤去に理解を示す一方で、「私有地への設置は構わない」と話していて、ロセス氏らは教会などへの移設を検討しているということです。

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更新日時:5月04日 7時02分

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