日栄交通〜猫とタクシー〜

さいたま市を走る小さなタクシー会社日栄交通で拾われた猫とタクシーのお話

突然ですがフリーペーパー「TAXI」発行のお知らせです

センスが独特な常務がまた突然変なこと言いだした!

 

と言われそうですが

 

 

もうかれこれやりたくてやりたくて3年くらい考えてましたが

 

いくら考えても物事は始まらないということに3年かかって気付いたのでやります。

 

 

 

 

 【長文注意】

 

 

今から遡ること10年前

 

25歳の時でした。

 

あ、インドに行こう。

と思い、インドに行くことになりました。

 

といっても初めての海外旅行なのでチケットの取り方から勉強しましたよ。

 

知らない人もいると思うので教えてあげますがビザというものも必要です。

 

インドに行っていろんな出来事がありましたがここで全部話すと長くなるのでそれはまたの機会に。

 

しばらくすると友達が一週間だけ俺も行きたい!

 

ということで英語の話せる優秀な友達とYESとNOとFU※Kくらいしか話せない僕と二人の旅が始まりました。

 

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インドのタクシーはリキシャ―と言うオート三輪

 

語源は「人力車」だと言います。

 

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これに乗って移動するんですが、かなりファンキーで

 

99%の確率で「行ってくれ」と言ったところに行ってくれない泣。

 

で、どこに連れていかれるかというと

 

だいたい兄弟がやってる(らしい)旅行会社

 

もしくは友達がやってる(らしい)土産物屋

 

 

 

最初はホイホイ言われるがままに連れていかれていましたが

 

どうも怪しい!

 

どいつもこいつもめちゃくちゃ強引に営業して来るわけですよ。

 

ちなみに僕の事前調査ではインドは物価が安いと聞いていたので一ヶ月半の旅に7万円しか持っていませんでしたので何も買えませんでした。

 

ガイドなんてもってのほかです。

 

 

 

だいたいお店の奥の部屋に連れていかれて半監禁状態にされるんですが、僕の持ってる数少ない英単語のFU※Kがこんなところで役に立つとは思いませんでした。

 

もうここぞとばかりに連発ですよ。

 

それ以外話せないし。

 

 

 

で、お店を出ると入り口の奥の方に受付カウンターみたいなのがあって、そこで僕たちを勝手に連れてきたリキシャ―の運転手が何か書いてるんですよ。

 

 

「何やってたの?」

 

と聞くと

 

「え?別にたいしたことじゃないよ!ははは!」

 

完全に笑ってごまかそうとしてるじゃないですか!

 

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「てめー。教えないとパンチくらわすぞ!」

 

 

 

と、英語の得意な友達に言わせて聞き出すと

 

 

 

「はい。お金もらってます」

 

 

とあっさり認めました。

 

 

ほうほう。

 

それでリキシャ―に乗るといろんなところに連れていかれるんだ!

 

と、この時知ってしまった僕は友達が帰国する最終日にやらかしてしまいました。

 

 

 

 

 

 

最終日たまたま別行動をしてまして、僕は暇になったんで街中にいた暇そうな(だいたい暇そう)リキシャ―運転手に話しかけました。

 

「やぁ!センスの独特な僕をオシャレな土産物屋に連れてってくれないか?」

 

 

「もちろんですとも!友達がやってるいい土産物屋知ってるよ!」

 

 

と嬉しそうに答えるではありませんか。

 

 

「で、そこに俺連れてったらいくらもらえるの?」

 

と聞くと

 

「え?何それ?もらえないよお金なんて!ははは!」

 

 

「ははは!がなければ信じるところなんだけど!俺知ってるから!もらえるんでしょ?言わないなら行かないけど」

 

 

「はい。もらえます」

 

「いくら?」

 

「100ルピーです」

 

「よし!半分俺にくれたら10件回ってやる!どうだ!」

 

 

「マジッスカー!お願いします!!ナマステ!」

 

 

ということになり一日かけて10件の土産物屋を回り10人の店長と戦ったわけですよ。

 

店長「30分お前のために商品の説明をしたぞ!俺が30分でいくら稼ぐかわかってんのか!?買えよ!!」

 

 

 

僕「知らんがな。お前の給料俺には関係ないし。ほなさいなら!」

 

 

といった具合に10件。

 

さすがに疲れましたよ。

 

 

気付いたら夜になってたんで友達も心配してる頃だろう

 

「よし!そろそろ帰ろう!」

 

「えー。旦那!あと一件お願いします!!」

 

「ダメだよ友達と約束してる時間だから!」

 

 

「えー泣。あと一件だけ!!100ルピーあげるんでお願いします!」

 

 

「は?100ルピーもらえるのに俺に100ルピーあげたら意味ないじゃん!」

 

 

「あ、いや、その・・・特別ってやつです・・・」

 

 

「おい。本当はいくらもらえるんだ。言ったら最後に一件だけ行くよ」

 

 

「150ルピーです・・・」

 

 

「よし!今までの全部計算し直し!!」

 

 

「わかりました・・・泣。じゃああと一件だけお願いしますよ!」

 

 

インド人でも算数の苦手な人はいるみたいです。

 

 

 

仕方なく最後に一件回って800ルピーくらい稼いで宿に帰ると

 

 

「清水君マジ勘弁してよ!!今大使館行こうとしてたところだよ!!怒」

 

と、半べそかいた友達に怒られました。

 

 

 

 

 

 

 

話が長くなりましたが何が言いたいかというと

 

街を走るタクシーお客さんを待つお店宣伝広告費を払いながらうまく回っている仕組みに感心したという話です。

 

 

これは日本でもできるんじゃなかろーかとずっと方法を考えてたんですがあんまり頭がよくないのでいい方法が思いつきませんでした。

 

実際お客様に「この辺で〇〇なお店知らない?」とか聞かれたりするんですよ。

 

 

なので何かいい方法はないかと。

 

いまだに考えているんですがとりあえずフリーペーパーという形で始めてみたいと思いました。

 

宣伝広告だけならデジタルサイネージとかでいいと思うんですけど情報となるとやっぱり手に取って読んでいただきたいなと。

 

 

もちろん普通のフリーペーパーでは面白くないのでセンスは独特です。

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↑適当に作ってみたやつなんで実際とは異なります笑

 

 

 

 

タクシーが人と街を繋ぐ役目を果たせるかがテーマになってます。

 

通常のタクシー広告だと何十万もしてしまうので個人店などは厳しいと思いますし冊子にしてしまえば金額も安くできますしね。

 

 

タクシーネタや地域情報の他にお店や企業のクーポンを載せますが広告費から半分くらい(雑)タクシーチケットでキャッシュバックします。

 

チケットをお客様にプレゼントするもいいし、自分で使うもいいしといった感じです。

 

まだ試験的な部分もあるので当面は日栄交通が南浦和近辺だけでやりますがいろんな場所で出来たらいいなと思ってます。

 

初回、第二回くらいまでは広告費無料で掲載できますので広告入れたいー!という方がいましたら声かけてください(・_・)

 

 

宜しくお願いしますm(__)m