高速道のSA・PA、思わず目を見張る最新進化

「やむなく立ち寄る施設」ではなくなった

新名神高速道路の新規開通区間に設けられた最新鋭のサービスエリア(SA)である宝塚北SA(筆者撮影)

大型連休も後半に突入した。高速道路を使って帰省したり、旅行や行楽に出掛けたりしている人も少なくないだろう。

ハイウェイドライブに欠かせない休憩施設

高速道路を長時間運転すればハンドルを握る人も同乗者も疲れるし、トイレにも行きたくなる。こうした当然の欲求を満たすために高速道路に配置されているのがサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)である。

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SAはおおむね50キロ(北海道では80キロ)ごとに設置され、レストランやガソリンスタンドなどの施設が併設、それを補完するためにおおむね15キロ(北海道では25キロ)ごとに設置されているのがPAで、トイレと自動販売機しかない最小限の施設から、SAに引けを取らない飲食・販売コーナーを設け、工夫を凝らしてご当地の味を提供しているところもある。

SAとPAの境界が以前よりはあいまいになっているのが昨今の特徴であろう。

かつては、SA・PAといえば、全体に殺風景でトイレは清潔とはお世辞にも言えず、レストランもカレーにラーメン、親子丼といった代わり映えしない品揃えがほとんどで、「やむなく立ち寄る」という施設ばかりだった。最近、高速道路を利用されていない方の中には、こうした印象を刷り込まれたまま今に至っている人もいよう。

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  • NO NAMEca628a7e698b
    いつも新東名のSA・PAを利用するが、やはり新しい施設は快適。
    一方で旧東名のSAはまだトイレの更新ぐらいでいまひとつ。
    記事にあるポイントは新しい施設で、キレイなのは当たり前。
    旧来の施設の刷新が望まれます。
    また、道の駅に比べ施設内に休憩できるスペースが少ない。
    結局クルマの中で休めということなんだろうけど、
    無料の道の駅に劣るのは物足りなさを感じる。
    up13
    down1
    2018/5/3 07:30
  • NO NAME32109cfc45c2
    それにしても高速料金が高すぎる。
    150km走っただけでテーマパーク並の料金をとるのだから、トイレが綺麗なのは当然でしょ。
    民営化後も値上げばかりで通行料金下げる努力を全くしていない。

    up14
    down6
    2018/5/3 11:24
  • NO NAME8d019b7ece94
    一般道や高速からでもいけるところは客も多くて良いと言えば良いけど、別に休憩所でしかないからトイレだけ綺麗なら何でも良いんだけどな。
    混んでるところは駐車場が広ければ使うけど、行列が入る車もトイレも長いところは回避するし、テーマパーク並みの施設は入っても結局行くのはトイレだけで、食うのは目的地に着いてからだから、飲み物は自販機でOK。
    正直言うとこの手のSAとかは本末転倒な話に見えるけどな。
    up7
    down1
    2018/5/3 14:18
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