「マレーシア航空370便、江沢民派が墜落させた」在米中国人富豪・郭文貴氏が暴露
2014年に起きたマレーシア航空370便墜落事件は今も多くの謎が残っている。このほど、米国に逃亡して中国共産党の内情を暴露し続けることで注目を集める中国人富豪・郭文貴氏は、同事件に関して言及した。郭氏は9月、動画サイトで、江沢民氏の息子・江綿恒氏が複数回にわたり腎臓移植の手術を受けていると発言。さらに、2014年に起きたマレーシア航空機失踪事件は、移植手術の関係者が多数、同便に搭乗していたため、江沢民派が意図的に墜落させたと述べた。
複数回の腎臓移植を受けた江綿恒
郭文貴氏は9月1日の動画で、司法・警察・公安を管掌する党中央政法委員会トップの孟建柱書記は、江綿恒氏とは「生死の交わり」だと指摘。2人の関係は孟氏が江綿恒氏のために腎臓移植手術を手配したことに始まると話した。
江綿恒氏は2004年から2008年の間、南京軍区の医院で3回、腎臓移植を受けた。その時のドナー選びや腎臓の手配は、孟氏と上海政法委員会責任者及び軍幹部数人が行った。江綿恒氏の腎臓移植手術のために5人が殺害されたとし、うち2回は移植後に拒絶反応が起きたことによる再移植だったという。
郭文貴氏によると、孟建柱氏の母親も、複数回の腎臓移植を受けた。孟氏の部下で公安部国内安全保衛局の孫立軍局長は、適合性の良い囚人を殺害して腎臓を入手したが、囚人の取り違えで無関係な人まで殺害。真相を隠滅するため、執刀医や事情を知る関係者を全員殺害した、と郭氏は主張した。
さらに、「新疆の21歳の若者はホテルに泊まった際、偽造の身分証明書を使用したため、警察に連行された。身体検査の時、この若者の臓器がある幹部の親族に適合することが判明したため、当局は彼を爆弾テロを企てた容疑者に仕立て、死刑判決を下した。そして彼の腎臓を取り出した。この若者の肝臓も別の幹部の親族に移植した。オンデマンド殺人が行われている」と述べた。
マレーシア航空機失踪事件の真相
郭文貴氏は9月6日の動画で、2014年3月8日に起きたマレーシア航空MH370便失踪事件が「江沢民派が実行した暗殺事件」であり、孟建柱氏が一連の臓器移植とそのために犯した殺人事件が発覚しないよう、関係者が登場したマレーシア航空機の失踪事件を企てたという。
同氏の話によると、一連の移植手術に関わった医者の家族や内情を知っている者はマレーシアにも逃走し、中国の警察関係者は捜査のために現地入りした。一団の乗った中国への帰国便は、あのMH370便だった。
中国政府がマレーシア航空機失踪事件について、マレーシア政府と合同で捜査を行っていたが、郭文貴氏は、孟建柱氏が度々マレーシアに政府職員を派遣していたが、一度も捜査の進捗を公表していないことを疑問視している。郭氏によると、孟氏はかつて公の場で「マレーシア、フィリピンは私が100%コントロールしている」と豪語していた。その裏づけとして、孟氏がマレーシアのナギブ総理と密接な関係にある大富豪ジョー・ローを上海にかくまっていることに、郭氏は言及した。
郭文貴氏は、江綿恒氏と孟建柱氏の母親の移植手術の執刀医は、南京軍区総医院副院長で国際的にも有名な腎臓病専門家・黎磊石氏、上海長海医院で腎臓内科主任・李保春氏だったと話した。
しかし、黎磊石氏は2010年4月16日に自宅で飛び降り自殺した。李保春氏も2007年5月4日に勤務先の建物から飛び降り自殺した。これに対し郭氏は、「どうして飛び降りたのか? どうして江沢民一族と関わると飛び降り自殺するのか? 誰に突き落とされたのか?」と問いかけた。