今ネットの医療業界クラスターではTBSドラマブッラクペアンが話題です。ついにあまりの設定の酷さに学会が抗議をあげる予定のようです。(一般社団法人日本臨床薬理学会FBより)
>現在、貴局で放送中のブラックペアンにおいて登場する治験コーディネーターとは、まったく非なるもの
>第1話、第2話で描写された治験コーディネーターの姿は、現在、患者さんのために、医療の発展のために真摯に努力しているCRCの心を折り、侮辱するものであったと感じます
>日々、患者さんに相対しているCRC達が、医師達に高額の接待を行い、人によっては高額の負担軽減費を支払っていると誤解されることはCRCを認定している学会として残念
まあ今回のドラマ含めてどうも日本の医療ドラマは米国のものに比べて設定が雑なんですよね。私失敗しないのも含めて、どうも一般医療組織や製薬業界を悪者にしないと番組作れないのかな。本当最初ER見たときの感動が忘れられない!
基本今回のCRC問題、医療監修は何やっているんだと調べてみるとこのような記事を確認しました。
>(スタッフ注) ドラマでは演出上、治験をめぐり、多額のお金が動いていますが、実際には定められた基準の中で、患者や病院側に支払われます。
まあフィクションとちゃんと断り入れてます。でもインパクトファクター理事長選含めて本当ひどいな。
でも監修医は卒後12年の臨床畑を回ってきた心臓血管外科医。どれだけCRC、いや臨床試験に詳しいか正直疑問です。まして原作にないこんな間違った陰謀ネタをわざわざ番組に入れるのならTBSはそれなりにしっかり調べて、ちゃんとフィクションでもそこそこ現実性高めなきゃ。
この時間帯のTBSドラマはいいものがあっただけに残念です。もっとちゃんとした医療監修を行なって面白いテレビドラマ作れないのかな。こんな感じの認識だからいつまでたっても日本の臨床試験は発展しないんだよな。