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レジェンド 作者:神無月 紅

崖のダンジョン

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1720/1720

1720話

「うわぁ……何て言えばいいのか……うわぁ……」

 レリューが思う存分暴れまくった光景を眺めながら、レイは呟く。
 岩の植物にとって、最大の攻撃は岩の葉を連続して飛ばすというものだった。
 それも、大量の岩の植物がそのような真似をするのだから、岩の葉の数は相当なものだった。
 だが、そのような攻撃が出来るのは、あくまでも岩の植物とレイ達の距離が一定以上あった為だ。
 つまり、レリューがやったように敵の間合いの内側にまで入り込めば、自分の周囲にいる岩の植物は攻撃してくるが、そこから距離のある岩の植物は攻撃出来ない。
 レリューにとって、そのような数の少ない攻撃であれば、回避するのは容易なことだった
 そうして次々に岩の植物を切断していったのだが……

「あのね、レリュー。出来れば生きてる状態の岩の植物を確保したいって言ったわよね? もしかして、聞こえてなかったのかしら?」
「う……す、すいません」

 マリーナの言葉に、レリューは大人しく頭を下げる。
 もしこれがマリーナ以外の者であれば、ここまで素直に頭を下げるような真似はしなかっただろう。
 だが、レリューにとってマリーナは、若い頃に世話になった人物だ。
 ギルドマスターを辞めたからといって、そう容易く態度を変えるような真似は出来なかった。
 そうして怒られているレリューのとは裏腹に、他の者達は周囲を警戒している。
 そしてレイは、周囲の様子に驚きながらも次々に岩の植物の残骸をミスティリングに収納していく。
 岩の植物がどのような存在なのか分からない以上、取りあえず収納しておくことにしたのだ。
 もしかしたら、後日何かに使える可能性もあるかもしれないということで。
 将来的に何の役にも立たない可能性もあるが、ミスティリングの中に入れておけば特に場所をとる訳でもないので、特に問題はない。

(それに、植物の形をした岩ってことで、火災旋風の中に放り込めば凶悪な威力を発揮するだろうし)

 そんな風に思いながら、もし岩の植物を生きたまま確保するということになったのであれば、一度ゴルツに戻らなければならなかったのだろうも考える。
 岩の植物という奇妙な存在ではあっても、生きているのであれば、恐らくミスティリングに収納するのは不可能だった。
 そして、岩の植物を持ってダンジョンを移動するのは難しいし、下手をすれば折角生きている状態にも関わらず、戦闘の衝撃で破壊してしまう可能性もある。
 そう考えれば、一度ゴルツに戻らなくてもいいというのは、レイにとってはある意味幸運だった。

「グルゥ!」

 少し離れた場所にあった岩の植物の残骸をレイの側に置くと、セトが鳴き声を上げる。
 少しでもレイの手伝いを出来れば、とセトは自主的に岩の植物を持って来ているのだ。
 もっとも、破壊するのであれば全く問題のない岩の植物だが、壊さないようにしながらレイの下に持ってくるとなれば、当然のように慎重に持ってくる必要がある。
 その辺のモンスターであれば、一撃で殺すことが出来る力を持つセトだったが、その力を存分に発揮してしまえば、岩の植物は当然のように壊れてしまう。
 そうならないようにするには、岩の植物が壊れないようにクチバシで咥えてくる必要があった。

「悪いな、セト」

 岩の植物を地面に置くセトに、レイは感謝の言葉を口にしながら、早速ミスティリングに収納する。
 幸い……という言い方もどうかと思うが、レリューの一撃は岩の植物を砕くのではなく斬っている。
 つまり、粉々になった岩の類を集めるのではなく、ある程度の塊になっている岩の植物をそのままミスティリングに収納出来るのだ。
 結局、マリーナがレリューに対する説教を終える頃には、この空間にあった岩の植物の大半はミスティリングに収納が完了していた。

「さて、結局ここには上や下に続く階段はないけど……どうする? まぁ、戻るしかないと思うけど」

 ヴィヘラの言葉には、誰も異論はない。
 実際、ここは広い空間が存在するだけで。完全に行き止まりなのだから。
 そうであるいじょう、上の階……森に戻るという選択肢しか存在しない。
 ……そう、思っていたのだが……

「ん!」

 部屋の中を調べていたビューネの声が周囲に響く。
 普段のビューネであれば、そのような真似はまずしないだろう。
 つまり、そのような真似をする必要のあることを、ビューネはしなければならなかったのだ。
 壁……それも、レイ達が下りてきた階段とは正反対の場所にある壁の近くで、ビューネがレイ達に向かって手招きをする。
 ビューネにしては、珍しいくらいに嬉しそうな雰囲気を発している。
 ……それでも、ビューネの表情が変わっていないのは、相変わらずと言ってもいいだろうが。
 そうしてビューネのいる場所に全員が集まると、代表してヴィヘラが口を開く。

「それで、どうしたの? 何か見つかった?」

 パーティリーダーのレイではなくヴィヘラが尋ねたのは、やはりビューネの意思や言葉を正確に通訳することが出来るのはヴィヘラだけだからだろう。
 レイやエレーナも、ヴィヘラとの付き合いはそれなりに長い。
 にも関わらず、何故かレイとエレーナはヴィヘラ程にはビューネが何を言いたいのかが理解出来ない。
 この辺り、慣れといったものではなく別の何かがあるのではないかと、そう感じてすらいた。
 もっとも、細かいところまでは分からずとも、大まかな意味は理解出来るので意思疎通には問題ないのだが。

「ん!」

 ビューネがヴィヘラ、そして他の面々の視線を向けられながら、近くの壁をそっと触れる。
 触れた壁に少しずつ力を入れていくと、やがてビューネの触れている壁が押し込まれた。
 そう、それは壁に何らかの仕掛けがされているということの、明確なまでの証拠だった。
 そうして壁が押し込まれると同時に、行き止まりと思われていたこの空間の中にあった壁の一部が、長方形の形になってよこにずれていく。
 まるで、壁が横開きの扉になったかのような動きで。

「……何ともはやまぁ」

 思わずといった様子で呟いたのは、レリューだ。
 まさか、こんな仕掛けがこの空間にあるとは、全く思っていなかったのだろう。
 そもそもの話、レリューは長剣を武器にしている戦士だ。
 盗賊のように罠を見破ったり、隠し通路のある場所を見つけたり……といった技術はない。
 普通であれば、そういう冒険者はパーティを組んで自分の弱点をなくするのだが、レリューの場合は元々ダンジョンに挑むということが殆どなく、その高い身体能力と勘の鋭さといったもので、今まではどうにかしてきた。
 それでも、やはりこうしてビューネが盗賊としての技術を発揮しているのを見れば、素直に凄いという感想は抱くのだ。
 凄いという感想を抱いても、盗賊とパーティを公務といった真似をしようとしないのは、レリューらしいのだが。
 素直に凄いとは思うのだが、レリューの場合はそこで終わってしまう。

「で? どうするんだ、パーティリーダーさん?」

 レリューからの視線に、レイは即座に口を開く。

「このまま進む。森に戻ったところで、他に階段の当てがある訳じゃないしな。なら、この隠し通路を先に進んだ方がいい」

 レイの個人的な意見としては、上の森にはまだ未知のモンスターがそれなりにいるだろうと思えることもあり、そちらに心が惹かれるのも間違いのない事実だった。
 だが、このダンジョンんの攻略というのを考えれば、先に進んだ方がいいというのも事実。
 ましてや、レイ達はダンジョンんを攻略するという名目でここに来ている以上、レリューのいる前で未知のモンスターを狩りたいとは言えない。
 魔獣術について知らないというのであれば、ビューネも同様なのだが……ビューネの場合は、ヴィヘラが未知のモンスターと戦いたいということや、未知のモンスターの肉が欲しいと言えば納得してしまう。
 ダスカーが厚意で付けてくれたレリューの存在は、今だけではあったが、邪魔でしかない。
 もっとも、レリューのおかげで色々と助かっているのも、間違いのない事実なのだが。
 特にヴィヘラは、レリューとの模擬戦によって新しいスキル生み出そうと試行錯誤している。
 勿論、それはレリューだけのおかげという訳ではなく、これまでヴィヘラが経験してきた様々な戦闘の積み重ねから導き出された結論でもあるのだろうが。

「誰か、森に戻りたいって奴はいるか?」

 一応全員に聞くレイだったが、実はこの場で一番森に戻りたいと考えているのは、レイなのだろう。
 そんなレイに対して他の者達は何も言わず、レイ達はそのまま隠し通路の中に入っていく。

「一応罠があるかもしれないから、一階の時と同じ隊列で進むぞ」

 ビューネがレイの言葉に頷いて先頭を進み、他の者達も一階の時と同じ隊列で隠し通路を進む。
 岩の植物があった空間と同様の通路眺めつつ、レイは寧ろこれはそれこそ一階の通路と同じような作りなのだろうと判断する。

(となると、またY字路になっていたりするのか? ……まさか、そこまで一緒ってことはないよな)

 周囲の様子を見つつ進むレイ達だったが、不意に先頭を進んでいたビューネが止まる。

「ん!」

 後ろを進んでいる者達に止まるようにと手で合図をし、しゃがむと一階の洞窟と同じようになっている地面をしっかりとチェックしていく。
 やがて何らかの操作をした数秒後、通路の先……それこそ、ビューネのいる場所から五m程離れた場所で、唐突に横から鋭い槍が飛び出した。
 もし何も気が付かずにその罠を踏んでいれば、ちょうどタイミング良く真横から槍を食らって串刺しになっていただろう。
 もっとも、レイ達であれば、罠が起動した瞬間にその罠に対処するといった真似も可能だっただろうから、被害そのものはなかっただろうが。
 それでも、罠が解除されたというのはダンジョンの中を進む者にしてみれば嬉しいことなのは間違いない。
 例え対処出来るとしても、やはり罠に引っ掛かるというのは面白い訳ではないのだから。

「結構凶悪な罠が仕掛けられているようだな」

 槍を見ながら呟くエレーナに、他の者達も同意するように頷く。
 もしこのダンジョンに挑んだのだがゴルツの冒険者であれば、この罠を発見するようなことは出来なかった可能性が高い。
 そうして罠に引っ掛かり……何人かの冒険者が、槍に串刺しにされていたのは間違いないだろう。
 もっとも、ゴルツの冒険者がダンジョンの二階にある森を無事に抜けられるか……そして大部屋に大量に存在していた岩の植物をどうにか対処し、その上でビューネが見つけた隠し通路を見つけることが出来るのかという問題もあったが。
 そこまでして、ようやくこの場所に到着出来るのを思えば、ゴルツの冒険者には荷が重いとしか言いようがないだろう。

「ビューネ、この先も気をつけてな。何かあったら、すぐにこちらに退避してくるように。……もっとも、そこまで離れている訳ではないが」

 エレーナの言葉に、ビューネはいつものように『ん』と一言呟いて頷く。
 それで満足したのか、エレーナもそれ以上は何も言わずに、レイに視線を向ける。
 自分に向けられた視線の意味を理解したレイは、改めて口を開く。

「じゃあ、先に進むとしよう。エレーナも言ってたけど、気をつけて進むとしようか。まさか、今の罠で最後……って訳はないだろうし」

 そんなレイの言葉に誰も異論はなく、再び隠し通路の洞窟を進み始める。
 特に執権の類もなく、気温も多少冷えるが寒いと震える程ではない。
 ただ、地面は平らという訳ではなく、盛り上がっている部分があったり、それ以外にも石が幾つも転がっており、非常に歩きにくい。
 先程の罠があったこともあり、そのような石や盛り上がっている場所の下に何らかの罠があるように思えても仕方がなかった。
 実際、そのような場所にある罠を幾つかビューネが発見して解除しているということもあるので、それは考えすぎといったことではない。

「ん? ……ん!」

 そして今もまた、地面のすぐ側に細い糸が仕掛けられているのに気が付いたビューネが注意の言葉を促してから、罠の解除を始める。

「この隠し通路に入ってから、随分と罠が増えたな」

 面倒そうに、レリューが呟く。
 罠を発見することの出来る技術のないレリューにとって、今いるような罠が大量に仕掛けられている場所というのは、非常に面白くない。
 迂闊に動けば、それで罠が発動してしまう可能性が高いのだから。
 ただし、レリューの場合は罠が発動しても、大抵の罠であれば自分の力で強引に何とかすることが出来る。
 それこそ、この洞窟の入り口付近に仕掛けられていた横から槍が飛び出てくる仕掛けも、レリューであれば罠が発動してからそれを防ぐなり回避するなり、それこそ長剣で斬り飛ばすなりするのは難しい話ではない。
 そんなレリューの言葉に、レイはいっそ自分の魔法で一気に罠を解除した方がいいのだろうか、と悩むのだった。

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