FX口座開設の審査に落ちた!原因と対策・会社選びのコツを解説

  • 更新日: 2018/04/24
渡っていた丸太が落雷で折れ落下する直前のビジネスマン

「FX口座開設の審査に落ちた! もうFXの口座開設は無理なのか?」と不安になっていませんか? たしかにどこか一社の審査に落ちてしまった場合、次の審査も落ちてしまう可能性はあるでしょう。しかし、ほかのFX会社であれば審査を通過できる可能性もあります。

この記事では、FXの審査に落ちてしまう原因について解説し、審査を通過するための方法を紹介します。次のFX口座開設にチャレンジする前にぜひご一読ください。ただし、虚偽の記載をして審査を通すことは絶対にやめましょう

FXの口座開設時に審査されるポイント3つ

そもそも、どうしてFX口座の開設に審査があるのでしょうか? その理由は口座開設時の審査されるポイントに表れています。

  1. 本人であるか
  2. FX口座が開設できない属性でないか
  3. 十分な資産があるか
  4. 過去に口座を作っていないか

これらを審査して、FX口座を保有しても問題ない人かどうかを判断しているのです。ではそれぞれの審査ポイントについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

1.マネーロンダリング防止のため本人であることを確認

過去FX口座はマネーロンダリングに使われていたことがありました。そのようなことが二度と起こらないよう、FX会社では本人確認を徹底しています。そのため、名前や住所などに不備があると、当然審査に落とされてしまいます。

2.FX口座が開設できない属性でないか

FX口座が開設できる人は、FX会社によって明確に定められています。口座開設の申込時に、必ずその条件に当てはまっていないかを確認するページがあるはずです。各会社によって多少の違いはありますが、国内のFX会社の多くが規定している内容を簡単に確認しておきましょう。

FX口座を開設できない属性

  • 20歳未満(18歳未満の場合もあり)
  • 75歳以上(FX会社により異なる)
  • 証券会社勤務
  • 海外在住

申込時には、自分がその条件に当てはまっていないかを確認してください。当てはまるようであれば、残念ながらFX口座の開設はあきらめましょう

3.十分な資産があるか

FXの口座開設の申込みをする際、あなたの資産状況や投資目的についての設問があったはずです。あの質問は、あなたは十分な資産があるか、またその資産で無謀な投資をしないかどうかを確認していると考えられます。設問の回答に注意し、どのように答えるべきかを考えましょう。ただし、繰り返しになりますが、虚偽の回答をすることは絶対にやめましょう

4.過去に口座を作っていないか

過去に口座を作っている場合、同じFX会社でもう一度口座を作ることはできません。あまりないケースだと思われますが、心当たりのある方は確かめてみてください。

以上を踏まえた上で、審査に落ちてしまう原因と対策を考えてみましょう。

FX口座開設の審査に落ちる原因と対策方法

FX口座開設の審査に落ちる原因と対策方法を大別すると、「自己資産や年収の書き方」と「単なる書類や写真の不備」の2つに分かれます。

自己資産や年収の書き方が審査基準を満たしていない

  • 自己資産が100万円以下
  • 自己資産は100万円程度だが無収入
  • 自己資金すべてをFX口座に入金予定

単なる書類や写真の不備

  • 記入漏れがあった
  • 住所が本人確認書類と不一致
  • 本人確認書類の写真部分がよく見えない
  • 申告内容に矛盾がある

これらの原因をひとつひとつ対処するようにして申し込みをすることで、審査を通過する確率が上がるはずです。では、ひとつひとつの原因に対する対策を具体的に説明します。

【重要】自己資産や年収の書き方

資産と年収に関する記述は最重要と言っても過言ではありません。ここできちんとポイントを抑えましょう。ちなみに、任意項目があっても書き飛ばしはしないようにしてください。FX会社は勤務先に対して本人確認の連絡を入れることはありませんので、安心してすべての項目を記入しましょう。

自己資産は100万円以上が望ましい

自己資産は100万円以上が望ましい金額です。この「100万円」はGMOクリック証券の申込基準に明示されている数字です。ほかのFX会社も同一とは限りませんが、それほど大差はないと考えられます。

学生や主婦など無職の場合は自己資産額をもう少し多めに

同じくGMOクリック証券の外為オプション取引開始基準に記載がありますが、年収200万円未満の場合は300万円の自己資産額が必要とされています。この条件に当てはまらない人は自己資金をもう少し貯めるか、あるいはもう少し年収の高い職に就くかしてクリアしてください。

自己資金の金額をそのまま投資に回すような記述はしない

申し込みを続けていると、FX口座への最初の入金額を聞かれる場合があります。見栄を張って大きな金額を記入したくなってしまいますが、審査ではかえって好ましくないと判断される可能性もあります。たとえば自己資金が100万円である場合、投資に回す金額は20万円ほどにしておくと無難です。

書類や写真の不備

意外に多いのが書類の不備です。親切なFX会社の場合、不備の部分を連絡して再度書類を送るように指示してくれることもありますが、それを当てにしてはいけません。具体的にどのような不備が多いか説明しますので、よく確認しながら申し込みましょう。

記入漏れのチェック

確認事項の同意チェックなどで、Webやスマホからの申込の場合必須項目の入力チェックが行われます。任意項目はチェックがかからないので書かない人も少なくありませんが、審査における情報源ですので、会社に関する情報など書ける部分は可能な限りすべて書いてください。

住所は一言一句本人確認書類に合わせる

住所の不備で審査を落ちてしまうこともあります。本人確認書類に書かれているとおり、一言一句合わせて書いてください。アパートやマンションなど、集合住宅の名前も省略してはいけません。重ねてお伝えいたしますが、本人確認書類に合わせることを徹底してください。

本人確認書類の写真撮影時にブレやボケがないか確認

本人確認書類の送付は、コピーして郵送するかスマートフォンなどで撮影した画像を添付するのが昨今の主流です。このうち問題が起こりやすいのは、スマートフォンで撮影した本人確認書類を利用するときです。写真にブレやボケがあると、本人確認できないと判断され、審査に落ちてしまう場合があります。多くのFX会社の場合、もう一度本人確認書類を送り直すよう連絡してくれますが、そうでないFX会社だと審査落ちに直結するため注意しましょう。

嘘をつかず正直に申告

先ほども説明したように職場への本人確認は通常ありません。ですので、本人確認が面倒で会社に関する情報を書かない、といったことはしないようにしましょう。

また、適当な記載や嘘の記載もNGです。記入した情報が全体的に整合性が取れていない場合、審査に落ちる可能性が高くなります。嘘や間違った情報は書かずに正直に申告しましょう。

これらの対策方法をすべて確認しながら、漏れのないように口座開設の申込み手続きを進めましょう。

最後にFX口座開設の申込みに失敗してしまい、今度は少しでも審査に通過しやすいFX会社を選びたいという方のために、審査に通過しやすいFX会社を選ぶコツについて説明します。

審査に通過しやすいFX会社を選ぶコツ

FX会社は審査基準を明確にしておらず、審査結果についてもなぜそういう結果になったのかについては提示していません。ただし客観的に見て、審査に通過しやすいFX会社を選ぶコツはあります。

  1. 取引通貨単位の小さいFX会社を選ぶ
  2. 申込基準を明示しているFX会社を選ぶ

これらについて、細かく説明しましょう。

取引通貨単位の小さいFX会社を選ぶ

取引通貨単位が1,000通貨以下のFX会社では、少ない金額での取引が可能です。よって自己資金が少なくて済みます。自己資金額に自信のない人は、1,000通貨以下のFX会社を選んでもう一度口座開設に挑戦してみましょう。

申込基準を明示しているFX会社を選ぶ

ほとんどのFX会社では申込基準を明示していません。しかし、例外的にGMOクリック証券のように、申込基準を明示しているFX会社もあります。申込基準がはっきりしていて、自分がその基準を満たしていれば安心して申し込みが可能です。

申込時の審査という意味では、クレジットカード作成時の審査もよく話題になります。クレジットカードの審査は厳しいと聞き、FX口座開設の審査も厳しいのではないか、と混同してしまう人も少なくありません。しかし、実はクレジットカードとFX口座の審査は別物といってもいいぐらい、違いがあるのです。

クレジットカードとFX口座の審査は別物

クレジットカードの審査とFX口座の審査には、かなりの違いがあります。

  • クレジットカードの審査は返済能力重視のため安定した年収を重要視
  • FX口座の審査は自己資産と投資スタイルを重要視

クレジットカードとFX口座、両者の間で違いが出てくる大きなポイントは「お金を借りるかどうか」という点です。

クレジットカードはキャッシング、ショッピングどちらも、信用を担保にお金を借りるサービスとなります。そのためクレジットカード作成の審査時には、申込者の返済能力が重視されます。

それぞれの審査について、違いに着目しつつもう少し詳しく説明しましょう。

クレジットカードの審査は返済能力重視のため安定した年収を重要視

クレジットカードの審査は、十分な返済能力がある、つまり安定した年収があるかどうかが重要視されます。一番審査を通過しやすい人は勤続年数の長い公務員です。一方いくら年収が多くても、自営業は不安定とみなされると言われています。

安定した一定の収入が続いていることを証明できない場合、クレジットカードの審査は通過できません。もちろん安定した収入があったとしても、期日通りにお金を返済しないなどの金融事故があれば、信用できない人ということで審査通過は難しくなります。

FX口座の審査は年収よりも自己資産と投資スタイルを重要視

FX口座の審査は、年収よりも自己資金力と投資スタイルを重要視します。収入の安定しない学生や主婦でも、しっかりと自己資金を貯めているなら口座開設は十分可能です。加えて投資スタイルに問題がないかどうかを申込時の回答内容でチェックし、問題がなければ口座開設の審査に通ります。支払能力の調査がない分審査が早く、23日もあれば口座開設が可能なFX会社が大半です。

まとめ

FXの口座開設の審査に落ちる原因と対策、およびFX会社を選ぶコツについてもう一度おさらいしておきましょう。

FXの口座開設の審査に落ちる原因と対策

  • 自己資産が100万円以下:自己資産を100万円以上にして再申込み
  • 自己資産は100万円程度だが無収入:年収200万円以上の職に就くか自己資金300万円以上を貯めて再申込み
  • 自己資金すべてをFX口座に入金予定:口座開設当初の入金は自己資金の2割程度までにしておく
  • 記入漏れがあった:申込時に、任意項目も含めすべて記入したかを再確認(年収や勤務先などをしっかり書く)
  • 住所が本人確認書類と不一致:送付する本人確認書類と見比べて一言一句違いのないように書く
  • 本人確認書類の写真部分がよく見えない(ブレやボケのせい):本人確認書類の写真にブレやボケがないかよく確認
  • 申告内容に矛盾がある:嘘や間違った情報は書かない

FX会社を選ぶコツ

  • 取引通貨単位の小さいFX会社を選ぶ
  • 申込基準を明示しているFX会社を選ぶ

この記事で得た知識をもとに、FX口座開設をするFX会社を選定し、もう一度審査に朝鮮してみましょう。ただし、何度も触れましたが、虚偽の記載をして審査を通すことは絶対にやめましょう

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