プロが教える自分でできるエアコン掃除!こうすればファンや吹き出し口まで綺麗!-その1

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家庭でも安価で近所の100円均一やホームセンターでそろえられるエアコン洗浄スプレーなどの道具を使って、エアコンを掃除する方法を公開!

お掃除本舗加盟店、その後個人業者として約10年ちょっとプロとしてエアコン分解洗浄をやってきた私の経験から、わかりやすく間違いのないやり方を書いてみたいと思います。
もちろん、ここに書いてあることを実践して、事故等が起きても当方は一切責任を持ちませんのであしからず。


エアコン掃除を自分でやる!エアコンの種類編

まず、ここで対象にするエアコンについてです。

最近の主流になりつつある「フィルター自動掃除機能付きエアコン」も掃除機能の無い「スタンダード」エアコンも、どちらも掃除は可能です。

ただし、「フィルター自動掃除機能付きエアコン」は、なるべく上部の”熱交換器”と言われるアルミフィンの部分はやらないことをお勧めします。

プラスチックの枠の隙間からスプレーなどを噴射すれば、やろうと思えばやれなくはありません。

でも、洗剤や水がプラスチックの枠を伝って、モーターやリミットスイッチ、電装関係に伝ってしまうと故障の原因になります。
特にモーターなどは、水を食ってしまうと熱を持つので、最悪、発熱・発火することもあり得ます。

エアコンの汚れの約7~8割がたは、送風ファンを含めた吹き出し口の汚れです。
吹き出し口の汚れを取ることをメインに解説していきたいと思います。

エアコン掃除を自分でやる!準備するもの編

とりあえず揃えなければいけないものと、あったほうがいいものを挙げていきます。

必要な物

・エアコン洗浄スプレー×2本(熱交換器用1本、吹き出し口用1本)
・45Lゴミ袋×1枚
・加圧式スプレー(霧吹き)
・プラスドライバー
・脚立(エアコンの高さや身長に合わせて)
・ケレン(くの字になったものがベスト)
・いらないタオル(縫ってあるような雑巾はダメ)

あったほうが良い物

・養生テープ(ホームセンターなどで売られている手で切れるテープ)
・布マスカ―テープ(ホームセンターなどに売られているビニールシートに布テープがくっついたもの)
・固めのブラシ

あったほうが良い物に書きましたが、テープ類は1個200円もしないものなので、できる限り購入したほうがいいでしょう。
ガムテープやセロテープでは洗剤や水が付くと剥がれてしまい、一度濡れて剥がれるとそこにはもうテープがつかないので非常にやりにくくなります。

こんなところでしょうか。

エアコンのクリーニングにスチーム洗浄機を使うのはダメ!

エアコンクリーニングにスチーム洗浄機を使う人がいるようですが、これは絶対にやめときましょう。

実をいうと「おそうじ本舗」のエアコンクリーニングの正式な手順の中には、洗浄後にスチーム洗浄機で除菌をするという工程があったりします。
でも、ほとんどの加盟店ではこの工程を行いません。

何故かというと、かなりの確率で故障する可能性があるからです。

私も「おそうじ本舗」に加盟して一番最初にやったお客さんのところで、このスチーム洗浄機を一度だけ使用したことがありますが、それ以来、一切使ったことがありません。
幸い私がやった時は壊れはしませんでしたが、あれ、まともにやると絶対壊れます
だって、高温(約100℃近く)高圧高湿度なんですから。
もう、湯気でモクモクです。

湯気だからエアコン内部の隅々までいきわたって、冷えて結露して、電装ショートといった具合になること請け合い。

昔、「おそうじ本舗」の本部の人間にその旨話したら、「あんなのパフォーマンスですよ。チャチャッとやってるふりだけでいいですよ。」だって。
そんな意味ないもんなら、あんなくそ重たいスチーム洗浄機なんか現場に持ってく必要ないでしょ。


エアコン内部掃除を自分で簡単にやる手順 分解編

真っ先にエアコンの電源プラグをコンセントから抜きます
何も考えてない業者などは、電源プラグを抜くどころかスイッチをオンにして、ファンが回っている状態で洗浄したりするようですが、これは絶対やらないこと。
故障の確率を格段に上げることになります。

まず最初に風向ルーバーを指でゆっくり開けて、これを外します。
風向ルーバーは両端と真ん中の3か所でとまっていることがほとんどです。
ルーバーを外すときは、まずルーバーを手でひん曲げながら真ん中の引っかかっている部分を外します。
結構ひん曲げないと外れないので、初めてやると割れそうで怖いかもしれないですが、この部分が割れたことは今までにないので、勇気を出してやってみてください。
この風向ルーバーが外せるのと外せないのとでは、掃除のしやすさが格段に違ってきますので。

注意点としては、機種によっては外装カバーを外してからしか風向ルーバーが外せない構造になっている物があります。
モータークランクとルーバーがカバーの中でネジ止めされていたりする場合などです。
これを無理に外そうとすると破損してしまうので、ゆっくり慎重にやって、「抜けてこないな」と思ったら一旦元に戻してください。

風向ルーバーが外れたらエアコンの外装カバーを外しちゃいましょう。
大抵の場合は、吹き出し口下のところに2本のネジでとまっていていて、これを外せば大抵取れます。

え?難しいですか?
実はこのエアコンの外装カバーですが、慣れた人間でもなかなか外れないことがあります。
全部ビスでとまっていればいいんですが、メーカーのコストダウンのためかプラスチックの爪でとまっていることが多いんです。

特に上の奥のところがね。

隠れた溝に爪が引っかかっているという単純な構造だけに、外れないとなるとなかなか外れないのが困りもの。

天井とエアコンとの隙間がほとんどないような位置に取り付けてあると、カバーを外すだけで30分以上かかってしまう事もあります。
なので、先ほどさらっと書きましたが、外せないときは潔くそのまま外さずにやったほうが良いかもしれません。

私がやってる動画ではないですが、ユーチューブに転がってた動画でわかりやすい物を拾ってきました。
ただ、これはかなり外しやすい機種なので一応参考程度に。

ここまで分解したらいよいよ養生と洗浄に入っていきます。

続きは「プロが教える自分でできるエアコン掃除!こうすればファンや吹き出し口まで綺麗!-その2」へ


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