THE ENTERTAINMENT DIARIES

俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

ジャニーズグループTOKIO緊急会見に見た4人の素晴らしさと外部には計り知れない絆

TOKIO緊急会見を観て

TOKIO緊急会見を観て、思ったことを率直に書きたいと思います。山口達也さんに関してはプラスにもマイナスにも真実がどういうものかわからないので触れません。良くも悪くもマスコミによる報道を鵜呑みにはできないので。

今回の緊急会見は編集されていないものを観させていただいたので、非常に真実味あるものと僕は思っているので、緊急会見を観た感想を書きたいと思いました。

まず言いたいのは、非常に胸が痛くなりました。グループというものはこんなにも大変なのかと改めて思わされました。大人の男がしてしまった行為に関して、こんなにも周りの人間は責任を問われなくてはいけないのかと。ジュニア時代から時間を共にして、今でもプライベートまでベタベタ付き合っているとは思えないし、実際仕事以外で顔を合わせることはほとんどないとの中で、他のメンバーがどうやって何を彼にしてあげられたのでしょうか。

TOKIOというグループは僕はかなりドンピシャな世代なので、デビュー当時からそれなりに知っています。昔から彼らの番組は好きだし、今でも観ていました。SMAPとはまた別の意味で新しいジャニーズのアイドル像を作り出したのがTOKIOだと思います。カッコつけていたデビュー当時から、人間味のあるカッコよくも面白いグループへと転換し、音楽面でもアイドルの枠を超えたバンド業界からも高い評価を得るようになったTOKIO関ジャニ∞のいい手本ではなかったのかと思っています。

自分をさらけ出すことをいとわなかった彼らだからこそ、今回の緊急会見は非常に胸が痛くなり涙が出そうになりました。

 

真っ直ぐ過ぎる会見でのTOKIO

偽らずに自分たちをさらけだす形でグループ活動を行ってきた彼らだからこそ、今日の会見は間違いなく素の彼らがあそこの場に存在していたと僕は思います。

表と裏の顔が違う芸能人を僕はそれなりに見てきています。でもそれは悪いことだと思わないし、人間は少なからずそういう面は誰しもにあると思います。ただTOKIOのメンバーはその中でもとっても正直な自分たちで活動してきたと思うし、今日の緊急会見でも演じることなどなく生身の人間が正直に受け答えしていたとしか僕には思えません。だからこそ、事件の事を抜きにして僕は4人の真摯な姿に感動をしてしまったのだと思います。

被害者の方や関係者に対し、心から謝っている彼らがいました。

 

TOKIOの信頼関係の強さを実感させられた

リーダーが、リーダーとして強く真摯に受け答えをしているのを観て、「この人はどれだけ今までの活動で仲間を信頼してきたんだろう」と思わされました。普段の番組ではメンバーからいじられているリーダーが、トークでもホクホクしてとぼけてて、周りのメンバーに任せている感のリーダーが、厳しく凛として会見をしていました。

当たり前だけどしっかりしてる人なんですよね。それをグループの活動では「こいつらに任せておけば大丈夫。こいつらはすごい奴らや、こいつらに任せた方が面白くなる」と思って今まであの位置にいたんじゃないかと僕は今日の会見を観て思いました。それって他のメンバーを信頼して尊敬しているからこそできることだと思うんです。そんな風に思いながらリーダーを観ていたら泣きそうになっている自分がいました。

松岡さんはいろんなところで男気のある人とか礼節を重んじる人って耳にしていましたが、本当にそのままの人でしたね。ジャニー社長に対する恩義も誰よりも強く感じてるんじゃないかと思いました。同じジャーニーズ事務所のタレントのコンサートや舞台にも頻繁に足を運ぶみたいだし、周りの人間を非常に大事にする人なんだと思います。今回の件も本当に悔しそうだし申し訳なく思って苦しんでいるんだろうと思わされました。

 

国分太一さんはさすがというか、グループ内での自分の立ち位置をしっかりわかっていて質問にも率先して応えようとしている姿が印象的でした。他の番組ですぐに謝罪の挨拶をした時もそうでしたが、こみ上げてくる涙を必死に抑えていて、観ていて辛くなりました。本当にショックな出来事だったのだと思います。その中でも真摯に努めようとする姿に、今回の事を重く受け止めている様子が十分に見て取れました。なんでも打ち明けてくれる関係じゃなかったことが悔しくショックだったようですね。そこの部分でも非常にグループの中のポジション的にも悔しかったのではないでしょうか。

 

長瀬智也さんですが、ジャニーズ一のイケメンと言われていたデビュー当時から天然キャラへと転換し、誰からも愛されるアイドルとなった印象ですが、やっぱりどう考えても魅力的ですよね。自分をひけらかすという意味でも嘘をつけないというか正直な人ですよね。そんな長瀬さんも今回の会見で真摯に馴れない言葉を使うために言葉を選びながら、真っ直ぐに受け答えをされていました。リーダーの発言で「長瀬がまだ小学生の時から長瀬から山口くん山口くんといって頼られる男だったので」的な事を仰っていましたが、そんな頃から兄のように慕ってきた人の今回のことは本人のショックも計り知れないことと思います。音楽的にも監督的な立場にあることから、彼が山口達也さんのベースを愛していたことが伝わってきて、聞いていて辛かったです。

 

どんな形であれ僕はこれからもTOKIOを見たい

今この場では何人でとかどういう形でとかは言いません。

とにかく今日の記者会見でも彼らの人間性に僕は感動したし、被害者の方に対する思いも伝わりました。この段階で具体的なことを言うつもりはありません。

とにかく僕はTOKIOというグループをこれからも見たいです。

僕の個人的な思いでした。