【神アプリ】GalaxyのBixbyボタンに他の機能を割り当てる方法
(この記事は2018年4月27日に更新しました)
Galaxy の側面についているBixbyボタンがうっとおしいとか、うっかり触ってしまって邪魔だとか感じていらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
BixbyはSamsungの音声アシスタント機能ですが、私たち日本のユーザにとってはいまひとつパッとしない機能です。
しかし朗報です。アプリ「bxActions」を使えばこのBixbyボタンをさまざまな機能に割り当てることができるのです。
bxActionを用いれば、Bixbyの代わりにGoogleアシスタントを割り当てたり、戻る機能を割り当てたり、スクリーンショット機能を割り当てたりなど、ユーザの思う通りにできます。
ボタンの押し方は4種類あります。
- Bixbyボタンを1回押す(シングル押し)
- Bixbyボタンを2回押す(ダブル押し)
- Bixbyボタンを長押しする(長押し)
- Bixbyボタンを2回押して、ホールドする(ダブル押し+ホールド)
それぞれの押し方に機能をそれぞれ割り当てることができます。ユーザの工夫次第でGalaxyの使用感が劇的に変わります。
この記事ではbxActionsの使い方について解説します。
本記事では、たくさんのスクリーンショットとともに手順を詳しく解説したつもりです。ぜひこちらを参考になさって神アプリbxActionsの設定を完了し、Bixbyボタンをあなた独自にカスタマイズなさってください。
bxActionsをいったん設定しさえすれば、サムスンがBixbyボタンを作ってくれたことを感謝したくなるはずです。
なおAndroid 8.0 (Oreo) を搭載した Galaxy で確認しています。
bxAction の設定について、大まかな手順は下記の通りです。
- Bixbyを設定する (要Galaxyアカウント)
- bxActionsをダウンロード。権限を付与する。
- Galaxyをパソコンに繋いで、パソコンから権限を付与する。
- Shortcut Master (Lite) 用いて、BixbyボタンでBixbyが起動しないようにする
目次 [非表示]
bxActionsの基本設定について
bxActionsの設定を具体的に解説します。
Bixbyを設定する
Bixbyボタンを押して、Bixbyを設定します。
Bixbyの設定にはGalaxyアカウント(Samsungアカウント)が必要です。
利用規約の同意が求められます。赤で囲った3つのみ同意すればOKです。
うまくいくと下記のようなBixbyのホーム画面が現れます。
bxActionsをダウンロードする
Google PlayストアからbxActionsをダウンロードします。こちらは無料でダウンロードできます。
Bixby Button Remapper – bxActions をGoogle Playからダウンロードする
bxActionsに権限を付与する
bxActionsのアイコンをタップして設定します。まずbxActionsに下記の2つにチェックを入れて権限を与えます。
1. Get foreground app 2. Get button events
権限を与える途中で下記のようなポップアップ画面が出てきます。内容を確認しながらOKをタップします。
Bixbyボタンや音量ボタンが押されたことを取得するのに権限が必要です。その他の情報へはアクセスしません。
以上で、2項目ともチェックが入りました。以上でbxActionsの基本設定は終了です。
bxActionsの拡張コントロール設定について
続いて拡張コントロールを設定します。これにはパソコンを用いて権限を与えることが必要です。
*もしパソコンがない方は拡張コントロールの設定は不要です。こちらをタップしてbxActionsの設定を行なってください。
注:基本設定のみでは遅延がでます。多くの方にとって気になるレベルの遅延です。是非ともパソコンを入手して拡張コントロールの設定を行ってください。
GalaxyをUSBデバッグ許可する
Galaxy を開発者モードにします。
設定→端末情報→ソフトウェア情報から「ビルド番号」を連打します。
7回タップすると、設定画面に開発者向けオプションが現れます
設定の一番下に開発者向けオプションが出現します。
開発者向けオプションからUSBデバッグにチェックを入れて、USB接続時のデバッグモードを設定することができます。
(全ての設定が終わったら、USBデバッグはオフにしていただいて構いません。)
パソコンからGalaxyに権限を付与する
続いてパソコンを用意します。OSは、Mac・Linux・Windows です。パソコンから特定のパッケージを有効にするコマンドを Galaxy に送ります。
GalaxyをパソコンにUSB-Cケーブルを用いて繋ぎます。
USBデバッグを許可しますか?がでてきたら、OKをタップします。
端末のデータへのアクセスは「許可」をタップしてください。
Windows PCをお使いの方は、Galaxyのなかに「Activate Control Mode.exe」というプログラムが入っているのを実行してください。
もしうまく行かない場合、Windows でadb コマンドを使えるようにしてください。一番簡単な方法は、Minimal ADB and Fastboot というアプリを利用することです。
Minimal ADB and Fastbootのインストールは、ここでは省略します。インストールがうまくいくと下記のような画面になります。
こちらで、Windows PC に Galaxy を接続します。下記のadb コマンドを入力してください。
- adb shell pm grant com.jamworks.bxactions android.permission.WRITE_SECURE_SETTINGS
- adb shell pm grant com.jamworks.bxactions android.permission.READ_LOGS
以上が完了すれば、Galaxy を抜いていただいて構いません。
Mac・Linuxをお使いの方は、adb コマンドを使えるようにしてください。
adb コマンドを使うためには、Android Studioをインストールするなどが必要です。この点についてはここでは省略します。「Mac adb コマンド」などで検索して方法を調べてみてください。最終的に、Terminalでadb コマンドが使えるようにすることが目標です。
Mac・LinuxのTerminalから下記のadb コマンドを入力してください。
- adb shell pm grant com.jamworks.bxactions android.permission.WRITE_SECURE_SETTINGS
- adb shell pm grant com.jamworks.bxactions android.permission.READ_LOGS
以上が完了すれば、Galaxy を抜いていただいて構いません。
Windowsであれ、Mac・Linux であれやっていることは同じです。Galaxyにある権限を付与することが目的です。
権限を与えると、「Permissions granted」にチェックが入ります。これで成功です。
上記が終了したらGalaxyを再起動してください。設定が有効になります。
Shortcut Master Liteを用いてBixbyキーを無効化する
Shortcut Master (Lite)を用いて、Bixbyキーを押してもBixby Homeが起動しないようにします。
Shortcut Master (Lite)をダウンロードします。
Shortcut Master (Lite)をGoogle Playからダウンロードする
Shortcut Master (Lite)を起動し、右上の点々をタップします。
メニューから[Search] を選択します。
画面下にある検索欄から「Bixby voice」と入力し、[Search]ボタンを押します。
Bixby Voice com.samsung.android.bixby.settings.SettingsActivity を探してタップします。アイコンがポップアップするので、Launchをタップ。
すると設定の画面が出てきます。Bixbyキーをタップします。
Bixbyキーで起動する機能を選択できるようになるので、何も起動しないを選択します。
以上で、設定は完了です。お疲れ様でした!
bxActionsを使うと何ができるの?
ここまでお読みいただいた方は、すでにbxActionsの基本設定及び拡張コントロール設定が終わっていることと思います。
bxActionsを一通りの設定が終わると、Bixbyボタンを、使いづらいBixbyからGoogleアシスタントに変更することができるようになります。
あとはユーザの好みに合わせてカスタマイズします。カスタマイズできるのはBixby ボタン・音量upボタン・音量downボタンです。
それぞれのボタンにシングル押し・ダブル押し・長押し・ダブル押し+ホールドを割り当てることができます。
- Bixby を不能にする
- Home
- Back
- カメラ
- 任意のアプリを起動
- 任意のショートカットを起動
- Google Now
- Google アシスタント
- Google アシスタント(画面の表示内容に基づいて関連情報を表示)
- タスクマネージャー
- 電源メニュー
- 通知パネル
- クイック設定パネル
- メディア再生/一時停止
- メディア送り
- メディア一曲戻り
- ボリューム上げる
- ボリューム下げる
- サイレントモード
- サウンドモード(サウンド、振動、無音)
- iOS風サウンドモード(サウンド、振動)
- 最後に起動したアプリに戻る
- 自動回転
- 電灯(システム)
- 電灯
- スクリーンショットを撮る
- ヘッドアップ通知
- Taskerのタスクを実行(Taskerをインストールしている場合)
- 全画面オン・オフ
- 現在のアプリを全画面に
- スクリーンショット(ROOTを取ったユーザ)
非常にたくさんの機能を割り当てることができるばかりか、任意のアプリを起動できるたり、Taskerのタスクを実行できたりすることから、多くのカスタマイズが可能です。
bxActionsでBixbyボタンをカスタマイズしよう
まず bxActionsをタップして、メニューから Actions をタップします。
Buttons – Bixby をタップします。
Remap buttons で、初期状態ではStandard actionが「Google アシスタント(Google Assistant Extra)」になっています。これを変更しましょう。
Standard actionをタップすると、他のものに変更できます。
「ホーム」や「戻る」、「カメラ」など、様々な機能に割り当てることができます。
以上で、bxActionsの基本的なカスタマイズは終了です。
bxActionsはPro版を購入すると何ができるの?
bxActionsは無料版でも驚異的な便利さをもたらしてくれます。
もしbxActionsが気に入ったら、Pro版を購入してみてください。こちらは有料ですが、ダブル押し、長押しでも他の機能を割り当てられるようになります。
音量ボタンは、通常は音量の上げ下げに使いますが、長押しの時のカスタマイズをするととても便利だと感じています。
bxActions:私の活用法はこれだ
bxActionsには様々なカスタマイズを行うことができます。私のカスタマイズ方法は下記の通りです。
Bixbyボタンのカスタマイズ
Bixbyボタン | 割り当てた機能 |
---|---|
シングル押し | Back (戻る) |
ダブル押し | タスクマネジャ |
長押し | Home (ホーム) |
ダブル押し+ホールド | スクリーンショットを撮る |
音量upボタンのカスタマイズ
音量upボタン | 割り当てた機能 |
---|---|
シングル押し | ボリューム上げる |
ダブル押し | disabled |
長押し | メディア送り |
ダブル押し+ホールド | disabled |
音量downボタンのカスタマイズ
音量downボタン | 割り当てた機能 |
---|---|
シングル押し | ボリューム下げる |
ダブル押し | disabled |
長押し | メディア一曲戻り |
ダブル押し+ホールド | disabled |
私が気に入っているのは「戻る」機能です。Galaxyの大画面を利用した時、最下部のナビゲーションバーは見えない方が都合がいいです。そんな状態にしたとき、Bixbyボタンからさっと戻れるととても便利です。
また「スクリーンショット」を取れるように設定も便利です。Bixbyボタンのみでさっとスクショが撮れます。めちゃくちゃ便利です。
私のオススメは、Note8 ユーザ限定ですが Galaxyノートアプリを割り当てることです。あっという間にノートを開いて、Sペンでメモを取ることができるようになります。
(Android 7ユーザ向け)解決方法:bxActions で長押しが使えなくなったときはこうするといい
2018年1月以降、bxActions で「長押し」が使えないという方がいらっしゃるようです。
「長押し」すると、「Bixby Home無効時はBixby Voiceの使用不可」というポップアップが出てきます。少々うっとおしいです。
解決方法
解決方法は下記の通りです。
bxActionsをお使いの方は、BK Package Disabler などでBixby Homeをオフにしているはずですので、いったんオンにして利用可能な状態にします。
Bixbyを起動して、Bixbyキーをオンにします。
(Bixbyキーをオフにできない場合)
中にはBixbyキーが消えている方もいらっしゃることでしょう。
これはBixby Homeのバージョンアップが原因です。以前、下記のような画面が出てバージョンアップしているはずです。
そこで、Bixby Homeをバージョンダウンしましょう。
・設定>アプリ から、右上の・・・をタップする>システムアプリを表示を選ぶと「Bixby Home」が現れます。
Bixby Homeをタップして、右側上部にある・・・をタップ、「更新を削除」をタップします。
これでアンインストールが完了し、Bixby Home をオンにすることができます。
次に、Bixby Home を「BK Package Disabler」と「AdHell 2」を用いて、無効化します。
以上で、「Bixby Home無効時はBixby Voiceの使用不可」というポップアップは出なくなります。
まとめ:GalaxyのBixbyボタンに他の機能を割り当てる方法
bxActionを用いてBixbyボタンをリマップする機能は便利です。課金すると音量ボタンでも他の機能を割り当てられます。
他にも Bixby ボタンをリマップ(他の機能を割り当てる)ことができるアプリもあるのですが、bxActionsが最も熱心に開発されており、他のアプリではBixbyのロゴが一瞬出てきてうっとおしいのですが、bxActionsは出てこず、快適です。
パソコンが必要なところがちょっとハードルが高いかもしれませんが、ぜひこのハードルを乗り越えてください。
Galaxyが生まれ変わるアプリが、このbxActionsです。ぜひ試してください。