LGBT理解へ“別府温泉会議”
「LGBT」などと呼ばれる性的マイノリティーの人たちと一緒に温泉に入り、LGBTへの理解を深めようというイベントが、1日、温泉地として知られる別府市で開かれました。
このイベントは、LGBTへの理解を深め、一緒に温泉を楽しめるきっかけの場を作ろうと、NHKの番組班が別府市の協力を得て行いました。
イベントには、全国から集まったLGBTの人たちと別府市内の温泉関係者など合わせて40人が参加しました。
そして、参加者は見た目の男女や戸籍上の男女などで男湯と女湯に振り分けられ、一緒に温泉に入りました。
この後、参加者はLGBTの人たちも楽しめる温泉について意見を発表し、「他人の目を気にする必要のない個室の脱衣所がほしい」とか、「裸ではなく水着でも入れる温泉があればよい」などと訴えていました。
このイベントに地元から参加した「別府八湯温泉道名人会」の佐藤正敏理事長は「温泉に入る前は大丈夫かなと思いましたが、理解が深まってよかったです」と話していました。
このイベントの様子は、今月13日午前0時5分から総合テレビで放送される新番組「テンゴちゃん」で放送される予定です。