岐阜カルガモのひな9羽生まれる 羽島市役所の池
羽島市役所の敷地内にある池で、カルガモのひな九羽が誕生し、親子の愛らしい姿が来庁者を和ませている。 池は本庁舎を取り囲むように配置され、親子は池の中にある小さな茂みで暮らしている。清掃職員によると、四月中旬に卵を温める親鳥の姿が確認され、五月一日に初めてひなの姿を見たという。 ひなたちは親鳥に遅れまいと必死に泳ぎ、近寄ってきたコイに驚き、慌てて陸に上がる場面も。ほほ笑ましい姿に、来庁者が足を止め「かわいい」と、笑みを見せていた。 市役所で受け付けを担当する浅野美智子さんによると、カルガモの子育ては五、六年前から見られる。昨年、親子の後を追うと、三百メートル南東の逆川まで移動したという。途中、片側二車線の県道を渡ってヒヤリとしたが、走ってきたトラック運転手が横断に気付いて停車し、事なきを得た。 浅野さんは「優しさに思わず涙が出そうになりました。今年も元気に巣立ってほしいと願うばかりです」と話していた。 (水越直哉) 今、あなたにオススメ Recommended by |
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