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岐阜

給食センターに鳥 羽島市、2500食の調理を中止

調理室などに鳥が入り、調理を中止した羽島市南部学校給食センター=羽島市下中町石田で

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 給食センターの調理室に鳥が入り衛生面に問題が出たとして、羽島市は一日、市南部学校給食センター(同市下中町石田)で予定していた二千五百三十三人分の給食の調理を中止した。児童生徒らへの給食は、急きょ発注したレトルトカレーで賄った。このため、中央小学校で給食開始が三十分遅れるなどしたという。

 センターによると、午前八時四十分に準備をしていた職員が、調理室の床で鳥のふんらしきものを発見。岐阜保健所などに連絡し、センター内を探したところ、隣接する食器などの洗浄室で鳥を見つけて、窓から逃がした。

 茶色でハトほどの大きさだったが、種類は不明。ふんは十一カ所で見つかり、一つは調理室の作業台に落ちていた。洗浄室には、配送車に給食を積み込むための高さ三メートル、幅四メートルほどの搬入口が二カ所あり、鳥はここから入った可能性があるという。当時は搬入口のシャッターは閉まっていた。以前にシャッターを開けたのは四月二十七日が最後だという。

 同センターでは、市内の小中学校などの約四割にあたる給食を調理。市南部の二小学校、三中学校、一義務教育学校に配送している。衛生面から清掃が必要なため、二日は弁当を持参してもらうよう保護者に通達。センターの運営再開は、連休明けの七日以降にずれ込む可能性もある。

 (水越直哉)

 

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