熱海版 2018年04月30日
■サンビーチに行楽客、波打ち際で水遊び
大型連休前半中日の29日、伊豆地方は晴天に恵まれ、各地の海や山、観光施設は大勢の観光客らでにぎわった。道路と鉄道も前日に引き続き帰省ラッシュで下り線を中心に終日混雑した。
熱海市東海岸町の熱海サンビーチには午前中から行楽の家族連れやカップル、若者のグループ客が繰り出し、水遊びや甲羅干しを楽しんだ。
波、風とも穏やかで、子どもらは静かに寄せては引く波を相手に鬼ごっこをしたり、兄弟、親子で水をかけ合ったりした。バケツや水中眼鏡を持参し、小魚やカニ捕りを楽しむ親子の姿も見られた。
1泊2日の家族旅行で訪れた東京都文京区の会社員加藤一馬さん(42)は「子どもにせがまれて2日連続の海遊びとなりました。水は少し冷たいけど、気持ちいい」と語り、「楽しい」と言ってキャッキャ、キャッキャと波打ち際ではしゃぐ幼いわが子2人に目を細めた。
■県外車両で国道渋滞 上多賀下り線に1キロの列
熱海市上多賀の国道135号では、下り線が午前中から渋滞した。午前10時半ごろには約1キロにわたり車が連なり、ゆっくりと目的地に向かう県外ナンバーの自動車が多く見られた。
家族旅行に向かう途中、長浜海浜公園で休憩をとった千葉県柏市の足立進一さん(37)は「思ったほど混んでいなくてよかった。数日は天気がいいようなので、伊豆を楽しみたい」とにこやかに話した。
【写説】水しぶきを上げて海遊びを楽しむ行楽の家族連れ=東海岸町の熱海サンビーチ
【写説】県内外の自動車で渋滞する国道135号=上多賀