ネットの「炎上」「w」って英語でどう言う?知っておきたいネットスラング英語
ほぼ24時間、休み無しで燃えているネット世界。日本のネットニュースでよく見る「炎上」の文字ですが、もちろん英語圏でも炎上は存在します。
そもそも「炎上」は英語でなんというのでしょうか?
普段、何かが燃えていることを表現するには「Burning」(バーニング)や「Fire」(ファイヤー)などが使われますし、ゴシップ誌が「非難を浴びている」の意味で「Under Fire」(アンダー・ファイヤー)を使うこともありますが、これは「ネット炎上」とはちょっとニュアンスが違います。
そこで覚えておきたいのが「Backlash」(バックラッシュ)。
「強い反発」「跳ね返り」という意味の英単語ですが、ネットニュースでは「Twitter Backlash」(ツイッター炎上)のような使われ方をします。
たとえば、
「H&M faces backlash for “Racist” hoodie 」(H&Mが差別的なパーカー販売し炎上)
「Kim Kardashian’s photos cause backlash on Twitter again」(キム・カーダシアンの写真がツイッターでまた炎上)
といった感じで。
炎上政治が得意なトランプ米大統領は、
「Tremendous backlash against the NFL and its players for disrespect of our country」(NFLとその選手たちの国辱的な態度が炎上騒ぎになっているぞ)
と火に油を注ぐようなツイートをよくするので注目です。
では、実際に炎上時に使われるネットスラングを見ていきましょう。
日本でも日常的に使われるようになっている「ディスる」は、もともとは「軽蔑する」「無礼な態度を取る」という意味の英語「Disrespect」(ディスリスペクト)から来ています。
英語圏では80年代ごろから「批判する」ことを「Dis」(ディス)と縮めて言うようになり、近頃では
「Tailor Swift disses Katy Perry in her new song!」(テイラー・スウィフトが新曲でケイティ・ペリーをディスってたわ!)
といった具合にSNSで使われることが多くなりました。
また、おなじみの「w」とほぼ同じ意味の英語に「LOL」があります。
これは「Laugh Out Loud」(ラフ・アウト・ラウド)というネットスラングを縮めたもので、決して「お手上げ」という顔文字ではないのでご注意を!
「失笑」の意味が強いため「www」「草生えた(wwwの見た目を表現したもの)や「笑」「ワロタ」に通じるネット用語として重宝されています。
一方、意気がった様子を表す「イキる」や意味のないリプライを笑う「クソリプ」といったネット用語は特に英語圏には存在しないようです。
どうしても使いたければ、「イキる」は「生意気な」「うぬぼれた」を意味する「Cocky」(カーキー)などで代用、「クソリプ」はそのまま「クソ」という意味の「Shit」(シット)や「バカげた」の「Silly」(シリー)に「返答」を表す「Reply」(リプライ)を付ければ、ちゃんと伝わる“炎上英語”になります。
最近よく聞くネットスラングに「Internet Meme」(インターネット・ミーム)がありますが、これはネット上で話題の人物や事象の写真が面白おかしく模倣され、広がっていく現象を指します。
「Meme」になったからといって必ずしも炎上というわけではないのですが、写真をネタに使ってバカにするわけですから、使い方によってはちょっとシャレの利いた着火剤になるというわけ。
炎上への加担はおススメしませんが、知っておくと海外のSNSを見るのが面白くなります。
<TEXT/アメリカ在住・橘エコ>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
トランプ大統領もツイッターで使う「Backlash」ってどんな意味?
そもそも「炎上」は英語でなんというのでしょうか?
普段、何かが燃えていることを表現するには「Burning」(バーニング)や「Fire」(ファイヤー)などが使われますし、ゴシップ誌が「非難を浴びている」の意味で「Under Fire」(アンダー・ファイヤー)を使うこともありますが、これは「ネット炎上」とはちょっとニュアンスが違います。
そこで覚えておきたいのが「Backlash」(バックラッシュ)。
「強い反発」「跳ね返り」という意味の英単語ですが、ネットニュースでは「Twitter Backlash」(ツイッター炎上)のような使われ方をします。
たとえば、
「H&M faces backlash for “Racist” hoodie 」(H&Mが差別的なパーカー販売し炎上)
「Kim Kardashian’s photos cause backlash on Twitter again」(キム・カーダシアンの写真がツイッターでまた炎上)
といった感じで。
炎上政治が得意なトランプ米大統領は、
「Tremendous backlash against the NFL and its players for disrespect of our country」(NFLとその選手たちの国辱的な態度が炎上騒ぎになっているぞ)
と火に油を注ぐようなツイートをよくするので注目です。
「w」「笑」「ワロタ」を表す顔文字みたいな炎上英単語
では、実際に炎上時に使われるネットスラングを見ていきましょう。
日本でも日常的に使われるようになっている「ディスる」は、もともとは「軽蔑する」「無礼な態度を取る」という意味の英語「Disrespect」(ディスリスペクト)から来ています。
英語圏では80年代ごろから「批判する」ことを「Dis」(ディス)と縮めて言うようになり、近頃では
「Tailor Swift disses Katy Perry in her new song!」(テイラー・スウィフトが新曲でケイティ・ペリーをディスってたわ!)
といった具合にSNSで使われることが多くなりました。
また、おなじみの「w」とほぼ同じ意味の英語に「LOL」があります。
これは「Laugh Out Loud」(ラフ・アウト・ラウド)というネットスラングを縮めたもので、決して「お手上げ」という顔文字ではないのでご注意を!
「失笑」の意味が強いため「www」「草生えた(wwwの見た目を表現したもの)や「笑」「ワロタ」に通じるネット用語として重宝されています。
最近よく聞く「インターネット・ミーム」って何?
一方、意気がった様子を表す「イキる」や意味のないリプライを笑う「クソリプ」といったネット用語は特に英語圏には存在しないようです。
どうしても使いたければ、「イキる」は「生意気な」「うぬぼれた」を意味する「Cocky」(カーキー)などで代用、「クソリプ」はそのまま「クソ」という意味の「Shit」(シット)や「バカげた」の「Silly」(シリー)に「返答」を表す「Reply」(リプライ)を付ければ、ちゃんと伝わる“炎上英語”になります。
最近よく聞くネットスラングに「Internet Meme」(インターネット・ミーム)がありますが、これはネット上で話題の人物や事象の写真が面白おかしく模倣され、広がっていく現象を指します。
「Meme」になったからといって必ずしも炎上というわけではないのですが、写真をネタに使ってバカにするわけですから、使い方によってはちょっとシャレの利いた着火剤になるというわけ。
炎上への加担はおススメしませんが、知っておくと海外のSNSを見るのが面白くなります。
<TEXT/アメリカ在住・橘エコ>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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