3月30日
今回のドラマは「故郷」というのが、ひとつのキーワードになっています。故郷に対しては、いろんな思いがあり、恥ずかしいような気もして実は岐阜の話はずっと避けていました。ですが、ある年齢から、どうしたって自分はあの土地で生まれて、18歳まで育って、今ここにいるんだなって思い始めて、懐かしいような愛しいような気持ちが自然に湧いてきました。その一方で、今回のドラマで岐阜との距離が縮まると、またちょっと離したいとも思う自分もいて(笑)こういう気持ちって、実は誰にでもあるんじゃないかな、と思っています。
人ってやっぱり、帰る場所があると頑張れるし、安心するし。でも、あるときは鬱陶(うっとう)しくもある。そんな故郷に対して、揺れ動く感じも書けたらいいなと思います。


ドラマでは、第1週から登場人物達がガンガン岐阜弁を使っています。私はネイティヴなので、いくらでも書けるんですが、最初は岐阜弁に抵抗があり、役者さん達には、言いにくかったら標準語でやってよ、と言っていました。ただ、第1週の映像を観たら、みなさん岐阜弁を自分のものにされていて。独特のグルーヴができていて、すごくいい味が出ていました。

岐阜には、例えば北海道とか沖縄に比べて、そんなに圧倒的な景色があるわけじゃないので、だったら近場で撮影すればいいんじゃない、とか思ってしまいます。でも、だからこそ、岐阜、であることが、意味があるんですよね。故郷は、みんなひとつなわけで。そこは動かせない。実際に撮影された映像を見ていると、岐阜の何でもない田舎ですが、自分が生まれ育った場所だからこそ、物語に投影できるものがあるのかなと思いました。

人ってやっぱり、帰る場所があると頑張れるし、安心するし。でも、あるときは鬱陶(うっとう)しくもある。そんな故郷に対して、揺れ動く感じも書けたらいいなと思います。
ドラマでは、第1週から登場人物達がガンガン岐阜弁を使っています。私はネイティヴなので、いくらでも書けるんですが、最初は岐阜弁に抵抗があり、役者さん達には、言いにくかったら標準語でやってよ、と言っていました。ただ、第1週の映像を観たら、みなさん岐阜弁を自分のものにされていて。独特のグルーヴができていて、すごくいい味が出ていました。
岐阜には、例えば北海道とか沖縄に比べて、そんなに圧倒的な景色があるわけじゃないので、だったら近場で撮影すればいいんじゃない、とか思ってしまいます。でも、だからこそ、岐阜、であることが、意味があるんですよね。故郷は、みんなひとつなわけで。そこは動かせない。実際に撮影された映像を見ていると、岐阜の何でもない田舎ですが、自分が生まれ育った場所だからこそ、物語に投影できるものがあるのかなと思いました。