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WhatsApp創設者が退職へ--個人データ利用めぐり親会社Facebookと対立か

Shara Tibken (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 高橋朋子 (ガリレオ)2018年05月01日 10時09分

 Facebook傘下のWhatsAppの共同創設者Jan Koum氏は米国時間4月30日付のFacebookへの投稿で、社を去る意向を明らかにした。

 あわせてFacebookの取締役も辞任すると報じられているKoum氏は、「先に進むべき時だ」と綴っている。退社後は希少な「空冷ポルシェ」の収集やアルティメット(フライングディスクを使ったスポーツ)など、仕事を離れて趣味を追求するという。

 「私が去ろうとする今、WhatsAppは以前には想像もできなかったほど多様なかたちで利用されている。チームはこれまでになく強力で、今後も素晴らしい仕事を続けるだろう。私はこれからもWhatsAppを応援していく。ただし、外部から」(同氏)

Jan Koum氏
Jan Koum氏
提供:Getty Images

 しかし、Koum氏のFacebook取締役辞任について報じたWashington Postによると、同氏は「人気のメッセージングサービスWhatsAppに関する戦略と、Facebookが同社の個人データを利用し、暗号化を弱めようとする試みをめぐって」Facebookと衝突していたという。

 Facebookはこの報道についてはコメントせず、Koum氏の退社は即時ではないとした。Koum氏はコメントの依頼にすぐには応じなかった。

 親会社であるFacebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は、Koum氏の投稿にコメントして同氏の幸運を祈り、これから親しく仕事ができなくなることを惜しんだ。また、おそらくはWhatsAppのセキュリティに関する懸念を和らげるため、同サービスのセキュリティなどに関する価値観を維持することも約束した。

Zuckerberg氏のコメント
Zuckerberg氏のコメント
提供:Screenshot by Shara Tibken/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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