-
- 落合陽一氏(右)と、「政治とテクノロジー」について議論する自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(撮影・中山知子)
新進気鋭の論客で、メディアへの露出も多いメディアアーティストの落合陽一氏(30)が29日、将来の政界進出に意欲を示した。千葉市で行われた「ニコニコ超会議」で開かれた、政治とテクノロジー(科学技術)の融合に関する討論会の中で、言及した。
自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長、夏野剛・慶大特別招聘教授の3人で対談中、今年9月の自民党総裁選に話が及んだ際、夏野氏から将来の政界転身の可能性を問われた落合氏は、「今の職場で(仕事を)やり終わったら政治に出ますよ」と述べた。「今は現場で必要だから、ガリガリ(と仕事を)やっている」と続けた。
終了後の報道陣の取材に、落合氏は、自身の発言について「現場の研究予算を含めて、あと5~6年は動けない。現場で解決しないといけない課題を解決したら、やらないといけない人がいないならば、(自分が)やらないといけないと思う」と説明した。
落合氏は筑波大准教授、筑波大学長補佐でもあり、学術界でも活躍している。
一方、進次郎氏は「その(落合氏が出馬する)時、落合クンが自分の知識、知見を発揮できるようなところは自民党だと言われるような、自民党でありたい」と話した。