ＮＺの歴史

dws********さん

2011/3/215:08:57

ＮＺの歴史

ＮＺにはオーストラリアのような、原住民に対する大虐殺の歴史はありましたか？
原住民に対する白人の態度はどう違いますか？

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gid********さん

編集あり2011/3/215:35:23

そうですね、虐殺の歴史等は分かりませんが、実際にOZとNZでは原住民の待遇に大きな格差が存在します。
昔、NZの方に聞いたのですが、NZの原住民「ﾏｵﾘ族」はOZの原住民「ｱﾎﾞﾘｼﾞﾆ」よりも文化が発達していた為、イギリス入植者達から一目置かれ、イギリス人に理解されたから同等に扱われているみたいですね。
証拠にNZの国技ラグビー？「ｵｰﾙﾌﾞﾗｯｸｽ」はほとんどﾏｵﾘ族です。ラグビーの試合前の踊りの（ﾊｶ）も有名です。そして、「ﾀｳﾎﾟ・ﾃｶﾎﾟ・ﾛﾄﾙｱ」等の地名にもﾏｵﾘ語が活かされてます。

かたや「ｱﾎﾞﾘｼﾞﾆ」は「ﾏｵﾘ族」ほど文化が発達していなかったのでは？
私がOZにいる時に「ｱﾎﾞﾘｼﾞﾆ」を見ていたのですが、それは酷い差別でした。

見た限りでは、ほとんどの「ｱﾎﾞﾘｼﾞﾆ」がホームレス状態でした。
簡易アパートみたいな建物で生活していても管理が行き届いて無く、壁は穴だらけ等も。
全ての「ｱﾎﾞﾘｼﾞﾆ」がそうではないでしょうが、NZとの差は歴然です。

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rem********さん

2011/3/215:30:31

まぁ、豪州ほどじゃありませんが、イギリス領にしてから、虐殺したことはありますよ。ただ、アボリジニと違って、それなりにマオリ側に国としての体制ができていたのと、なにより戦闘力が遙かに高かったので「一方的に負けて大虐殺される」なんてことはなかったのです。イギリス側も何度か戦って手強かったので懐柔する方を選びがちでしたしね。それに、英国人というのは、「勇敢に戦う強い連中」にはそれなりに感じるものがあるようで、マオリに対してはアボリジニとは全く違う対応をするようになりました。で、そのうち世界大戦が始まると、戦闘力に優れるマオリ族はＮＺの兵士として、いわゆるアンザック軍団の中核にまでなり、英国のために戦い、それがもとで結局は独立することになります。英国の将軍達の書簡にも、このマオリ族兵士の勇敢さと、忠誠心、そしてなにより戦闘力の高さを高く評価する記述が沢山ありますし、戦後アンザック軍団解散のときに、マオリ族中心に編成された部隊を名指しで表彰しています。また勲章を授与されたりした人も多いのです。

ですからマオリ族はアボリジニのような迫害を受けたことはありません。多産系であることもあって出生率が高く、いまはＮＺ国民の１５％はマオリの血をもっています。ＮＺ代表ラグビーチームのオール・ブラックスが試合前にハカを披露することでもわかるように、「単なる厄介者」と見なされる事の多いアボリジニとはまったく違い、「勇敢で強い部族」として尊敬もされています。