公平とはなにか

かつての日米貿易摩擦の折に、公平性が問題となり、両国の公平の概念が異なっていることに気づいたことがある。例えば、日米で誠意とSINCERITYとは異なり、相手に対する誠意と自分に対する誠意、つまり自分に正直であることがSINCERITYであった。公平もFAIRとは異なり、自由競争での勝者だからといって公平では無く、米国の自動車産業がマイナスで、日本だけがプラスなのは不公平だと主張したのである。つまり、日本の認識を超えているのであるから、理解しがたいことであったし、理不尽でもあった。皆が貧乏なら公平であるが、一部のものだけが富を独占しているのは不公平と言うことになる。競争社会の原理とも言える概念はへりくつといえども主張されたのである。公平もTPOで変化することは言うまでも無い。特に強者の論理は理解しがたいが、相手方も弱者の論理は理解しがたいのであろう。相互理解は難しい。

(香川県 小比賀 香苗 男性 60代 無職、その他)