マダガスカルオオゴキブリに恐る恐る触る子ども=白山市の県ふれあい昆虫館で
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ゴキブリをテーマにしたユニークな企画展が、白山市の県ふれあい昆虫館で開かれている。大型連休中の目玉として、嫌われがちな虫にあえて着目。国内外のゴキブリ展示や肝試しめいた体験コーナーを設けた。五月六日まで。
家庭で見られる一般的な種でなく、体長約八センチで重厚感のある「ヨロイモグラゴキブリ」、鮮やかな緑色の「グリーンバナナローチ」など十五種類が並ぶ。水玉模様だったり、落ち葉のような見た目だったりと、珍しい種類がそろう。
展示室中央にはおどろおどろしい雰囲気の暗室を設置。カーテンをくぐると、千匹以上のゴキブリが透明なケース越しに来場者を出迎える。毎日午後一時からはゴキブリに触る度胸試しも催している。
マダガスカルオオゴキブリに触った金沢市諸江町小学校五年の伊藤康汰君(11)は「最初は怖かったけれど、感触はカブトムシの背中みたい」と話していた。
ゴキブリをイメージした衣装や小道具で着飾れる記念撮影、ゴキブリ退治を模したゲームもある。担当者は「苦手な人が多い虫だけに、いろんな楽しみ方ができるよう工夫した。ゴキブリが好きな人も嫌いな人もぜひ来場を」と呼び掛けている。 (谷口大河)
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