博士後期課程 6期生

2005年度秋学期入学

アサダーユット・チューシー

経歴
早稲田大学日本語教育研究科修士課程修了
チュラーロンコーン大学日本語日本文学研究科(言語学系)中退
博士論文のテーマ
タイにおける日本語教育のための談話助詞の考察 ― 助詞「ネ」と関連複合助詞をめぐって
研究内容
タイにおける日本語教育においては、どのように助詞「ネ」を指導しているのかを把握して、教科書をはじめ、映像教材、自然対話、自然独話における助詞「ネ」と関連複合助詞(「ヨネ」、「カネ」)の実態とを比較し、タイ人のための助詞「ネ」と関連複合助詞の指導法を、談話文法として提言する。
学術論文
  • アサダーユット・チューシー(2006).日本語とタイ語の発音に関する対照研究『バンコク日本文化センター日本語教育紀要』3,69-79.
  • アサダーユット・チューシー(2005).『日本語の独話資料における助詞「ネ」の談話展開機能』早稲田大学日本語教育研究科修士論文(未公刊).
  • アサダーユット・チューシー(2004).タイ語母語話者の日本語発音に関する干渉の考察と指導提案『バンコク日本文化センター日本語教育紀要』1,21-37
  • アサダーユット・チューシー(2003).日本語の談話における間投助詞の考察『バンコック日本語センター紀要』6,65-78.[タイ語]
  • アサダーユット・チューシー(2002).ぼかし言葉『バンコック日本語センター紀要』5,83-96.[タイ語]
学会発表
  • アサダーユット・チューシー(2006年11月18日).「間投助詞『ネ』の使用条件 ― タイの日本語教育のための基礎的研究」日本語教育学会東北地区研究集会(山形大学).
  • アサダーユット・チューシー(2005年12月17日).「タイにおける日本語教育の終助詞指導 ― 『ネ』を中心に」タイ国日本語教育研究会(バンコク国際交流基金).
  • アサダーユット・チューシー(2005年11月27日).「日本語の独話資料における助詞『ネ』の機能 ― 『日本語話し言葉コーパス』の結果から」日本語文法学会第6回(明海大学).
  • アサダーユット・チューシー(2005年).「発話機能による助詞『ネ』の談話展開機能の分類」早稲田大学日本語教育学会.
  • アサダーユット・チューシー(2003年4月20日).「日本語における談話標識 ― 『ね』を中心に」第1回交流研究発表会(東京国際交流館).

信森あづさ

経歴
広島大学大学院教育学研究科日本語教育学専攻博士課程前期修了
JICA(国際協力事業団)、ひろしま国際センター、広島商船高等専門学校、京都外国語大学留学生別科、大阪国際大学留学生別科、関西語言学院、樟蔭東女子短期大学留学生別科、日本インドネシアフォーラム、国際基督教大学日本語教育課程、国際交流基金日本語国際センターにおいて日本語非常勤講師、(仏国)ブルゴーニュ大学言語コミュニケーション学部日本語コース講師を歴任。
日本学生支援機構東京日本語教育センター非常勤講師(現職)
早稲田大学日本語教育研究センター契約講師(現職)
博士論文のテーマ
日本語の文章における「文のつなげ方」「文章のまとめ方」
研究内容
修士論文では、学習者の要約過程を探ることを目的とし、原文を読んで、どこをどのように要点と捉え、それらをどのように再構成し、どのような要約文作成としての表現にいたるのかについての考察を行った。しかし、要約過程のそれぞれのステップにおいて、母語話者との違いを明らかにしたにとどまり、実際の作成された要約文の文章そのものを質的に分析するにはいたらなかった。そこで、今後は文章における文と文との「つながり」、文章の「まとまり」に注目し、文法や表現の誤りがないにもかかわらず、まとまりや一貫性の欠如した文章にはどのような問題点があり、どのような点が、わかりにくさや読みにくさの原因となっているのかを明らかにしていきたい。
学術論文
  • 信森あづさ・他(2004).An analysis of ‘clause’ based on longitudinal oral production data: Focus on the useof kedo by advanced learner of Japanese. Proceedings: The 3rd International Symposium on OPI & The 12th Princeton Japanese Pedagogy Forum.
  • 信森あづさ(1998).『読解における日本語母語話者と日本語学習者の要約過程』広島大学大学院日本語教育研究科修士論文(未公刊).
  • 信森あづさ(1997).読解における日本語母語話者と日本語学習者の要約過程『教育学研究紀要(中国四国教育学会)』43(2).[『日本語学論説資料(平成10年分)』35(論説資料保存会)に転載]
学会発表
  • 信森あづさ・他(2004年).「縦断的な発話データに基づく「節」の分析 ― 上級に現れる「ケド」に着目して」第3回国際OPIシンポジウム・第12回プリンストン日本語教育フォーラム
  • 信森あづさ(1997年).「読解における日本語母語話者と日本語学習者の要約過程」中国四国教育学会.

宮澤太聡

経歴
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了
博士論文のテーマ
文章の結束性からみたノダの機能についての研究 ― 中学校国語教科書を資料として
研究内容
日本語学習者にとって、習得が困難といわれる「ノを含む文末形式(ノダ・ノカ・ノダロウ・ノデハナイ・ノダハナイカなど)」について、他の文末形式と比較検討しながら考察を深める。特に、「ノを含む文末形式」が持つ、「文と文とをつなぐ形式」(市川,1978)について、文章論を駆使して明らかにする。
学術論文
  • 宮澤太聡(2005).文章の結束性に関与しないノダ『学芸国語国文学(東京学芸国語国文学会)』37.
  • 宮澤太聡・北澤尚(2004).明治時代初期読売新聞の国語学的研究 ― 断定の助動詞について『東京学芸大学紀要 第2部門 人文科学』55.