“みんなで作る日本最大級の文化祭”をテーマにした『ニコニコ超会議2018(以下、超会議)』が28日、幕張メッセで開幕。幕張メッセの全ホールを使用して開催される同イベントは、ニコニコ動画の人気コンテンツ、歌ってみた、踊ってみた、演奏してみた、ゲーム実況などをリアルに体験できる超巨大イベント。昨年は会場来場者15万4601人、ネット来場者505万9967人を動員した一方で2012年の開催以来、過去一度も“黒字になっていない”という歴史も…。そこで今回、本イベントの運営を務める株式会社ドワンゴの広報・海老原さんに『超会議』の見どころと、気になる“赤字”問題について話を聞いた。
■『ポプテピピック』の“クソネタ”を再現 画面の中に入れる“追体験”の場を提供
2012年に初開催し、今年で7回目を迎えた『超会議』について海老原さんに聞くと「今年は、テクノ音楽と最新テクノロジーを仏教に掛け合わせて生まれた『テクノ法要』。そして、話題のバーチャルYoutuberにお悩み相談ができる体験型ブース『バーチャルYouTu"BAR"』などが初企画。ぜひ体験してほしいです」と説明。2つはともに“日本発”のカルチャーだが、まだまだ知名度の低いコンテンツ。海老原さんは「毎年、日本のいろいろな文化を垣根なく取り入れて開催しています」と、その企画意図を教えてくれた。
一方で、これまでの問題点を少しずつ解消するのも毎回の課題のようだ。「今年は、会場のどこを歩いても楽しめるようなイベント作りをしています」と海老原さんが言うように、今回は会場全体がひとつのブースとなるような仕掛けを行っているとのこと。実際、会場がオープンすると入場者が走らないようにラグビー選手が出迎えたり、突如として『水戸黄門』御一行が会場を漫遊したりと、通路を歩いているだけで“エンタメ感”を感じられるようになっている点もポイントとのこと。
垣根を取り払うことで“ユーザーとの距離をゼロ”にする。この点については、「リアル体験を重視している」と海老原。事実、『超会議』の最大のウリは、普段画面上で見ている「踊ってみた」「歌ってみた」「ゲーム実況」などを生で見られるだけでなく、配信者(主・うp主)たちやファン同士で触れ合える“リアル体験”にある。
「いわゆる、画面の中に入った感覚をリアルの会場でも感じてもらえれば」と海老原さん。実際、超アニメエリアの「『ポプテピピック』もちかえれる竹書房」ブースではなんと6階建ての竹書房ビルを会場内に設置。原作漫画の“竹書房破壊ネタ”を “追体験”できるイベントとして、好評を博した。ネットでも「企画が尖っている」「クソ企画最高!」とのコメントが見られるなど、『超会議』らしい企画が支持されていた。
■大打撃だった“炎上発表会” 「その後の改善点を見てほしい」
このように、常にユニークなコンテツを世に発信し続けてきた『超会議』だが、初回以降ずっと“赤字続き”なのは有名な話。当時のドワンゴ会長・川上量生さんも「赤字はアイデンティティ」、「赤字は全然大丈夫」と語っていたことも。
ところが昨年、これまで“赤字推し”をしてきたドワンゴが、2017年度の“赤字”を発表しなかったのだ。ネットでは、「まさかの黒字化?」といったポジティブな声から、「赤字額がヤバイのでは」といった心配する声も。その点について海老原さんに直撃すると、「赤字でした(笑)」と即答。「超会議は収益目的ではなく、ユーザーの皆様に2日間最大限楽しんでいただくことを重視していますので、赤字も問題ありません」と語る。
一方、昨年11月に行われた『niconico(く)サービス発表会』の炎上もあり、ニコニコ動画は大きな転換点を迎えている。『niconico』の新バージョンを発表する場だったのだが、発表内容はユーザーが求めていたものと全く違ったため大炎上。有料のプレミア会員が解約する流れにもつながり、『niconico』にとって大打撃となった。
「新しい生放送機能を打ち出す場でしたが、ユーザーの皆様が望んでいたのは、もっと基本的なサービスの改善でした」と海老原さんは振り返る。
そのため、ドワンゴではその反省を元に、12月以降ユーザーとの意見交換を行い、少しずつサービスの改善を実施。「今は、ログインをしていなくても動画が視聴できますし、画質も向上しています」と説明。ユーザー目線での改善を地道にやっているのだという。
28日と29日の2日に分かれて行われている『超会議』は、その華やかな一面がメディアで報じられている。しかしその裏では、昨年の“炎上発表会”を経て、niconicoはサービス改善の途上にある点も忘れてはいけない。海老原さんは「『超会議』の会場でも、ユーザーの皆様からサービス改善の意見を直接お伺いするエリアを設けています」と話す。「超会議ではユーザーの皆様に目一杯楽しんでいただくとともに、これからも意見をもとにサービスの改善に注力していきます」(海老原さん)
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