砂漠の民の手記

現代人が、不条理な世を生き延びるための模索の記録です。

コスパ厨を論破!今あえて「結婚・育児」するべき7つの理由

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人生に付加する物語としてなにより素晴らしいのは結婚である。

 

※警告:これは妄想に基づく駄文です。決して本気にしないでください。

恋愛、結婚、育児という物語は最強だ

それが本当にあるのかは確信が持てないが、なんとなくふわりと持たれている典型的な幸せの像として、こういうものがあるのではないかと思う。それは、端的に言えば、「素敵な人と恋愛をして結婚し、二人で必死に働きつつ、子どもを育てて死ぬ」という形のイメージなのではないかと思う。

 

いや、今時これをあくまで肯定してみせるのは様々な問題があるのは十分承知している。例えば、恋愛や結婚を阻害する社会問題や広がる経済格差、様々な要因によって子どもを持てない可能性、ステレオタイプの押しつけに対する反感というのがあげられるだろう。それは当然である。

 

しかし、このステレオタイプが人生に素晴らしい物語性を与えることについてあえて今積極的に吟味することで、何より、

「結婚はコスパが悪いからしない」

と強がる独身主義者を論破したい!!!

 

というわけで、早速みていこう。

いかに恋愛や結婚が「コスパの良い」行動であることを

 

1 本能的に、快楽を得やすい

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まずはコレ。恋愛の快楽、生殖の快楽、子育ての快楽があるのは結局は否定できない。進化の過程で...などという話はここでは省略させて頂くが、ともあれ種としてきっと本能的にこういった快楽のセットがビルトインされているのであろう。便利な話ですな。そういった快楽がひとつひとつ割と簡易に感じられるというのはなかなか強い。

 

なにしろ本能レベルで設定されてるんだから。

 

2 それなりに苦労する

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恋愛も子育ても結婚生活も大いに苦労するだろう。いや苦労しなくてもいいんですけどね。この性質のお陰で、先述の幸せは二倍にも三倍にもなるだろう。

苦労や幸福の振れ幅は大きいけれども、生きている分にはその振れ幅が大きい方がドラマチックで楽しいしやりがいがあるのではなかろうか。

 

つまづいて苦しむこともあれど、スリルや苦労は人生のスパイスになってくれることだろう。スパイスがあるからこそ幸福が輝いて見える

 

3 他人と人生の物語をシェアできる

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当然ながら家族と一緒に生きていくのだから家族と「家族という人生物語」をシェアしながら生きることができるし、さらには他の家族とも家族という物語の様々な側面の話題をシェアして盛り上がることができるだろう。

 

つまり、人類共通の趣味、共通の話題のようなものとして用いることもできるということだ。趣味すらないような人間であっても、強力で印象的な話題として活用できるコスパぁ!!

 

4 時間が適度にかかる

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育児というところでいえば、数十年クラスの時間感覚で色々考えて行動しなくてはならないだろう。人生の時間の数割を家族といろいろな意味で(物理的な意味でないにしても)過ごすことができるのだ。これくらい専念すれば人生人並みにやった感はでるのではなかろうか。

 

案外この感覚は有用で、結婚と自己肯定感に相関があったりする(因果関係があるかは分からないし、自己肯定感がある人が結婚してるだけかもしれないけどね)。

 

その間、じっくり長期間家族と向き合える時間は人生において貴重なものになるはずだ。

 

5 子供を作れば後継ができる

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どんな育児をするにせよ、何かしらの結果としての子どもができて、運が良ければ成人したり孫の顔を見せてくれるなりするだろう。人が死の不安に怯えていても、子どもをのこすことができたからきっともう大丈夫、みたいな気持ちになることもあるんじゃないかな。

 

仮に自分の主観的意識体験が終わってそのまま全て終わってしまうとしても、どこかで何かがつながっていくという意識は、感慨深いはずだ。

 

6 思い出が残しやすい

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家庭を作って、子供を育てて、学校に行かせて...と、一定のタイムスパンで色々とライフイベントが定期的に用意されているみたいなところがある。その機会ごとにタイミングよく思い出をつくっていけば一通りの人生アルバムは簡単に作れるだろう。非常に好都合で便利!

 

7 危機に対応しやすい

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あわよくば介護をしてもらえる。お金に困ったら子どもたちがお金を送ってくれるかもしれない。病気になる前にお互いに気づきあえるかもしれない。いつの間にかボケても誰かが病院に突っ込んでくれるかもしれない

 

家族の誰かが困ったら皆で背負って支え合い、自分が困ったら家族が助けてくれるかもしれない。

 

まとめ

こうしてみると、コスパという面でも結婚や育児が優れているのが一目瞭然だ。

無趣味で夢がない人生を送っていても、このような円満な恋愛、結婚、育児がある程度完遂できればきっと貴方は「人並みに幸福な人生だった」と締めくくってぽっくり逝くことができるであろう

 

これほどうまく恋愛+結婚+育児が取るに足りない人の人生に物語性を与えることができているのは驚くべきことだ。お陰で、人間どもがみんな揃いも揃って理性や合理性を携えてエゴイズムに走ったとしても、人類はまだまだ滅びずに済みそうである。よくできているものだ

 

なお、これほどまでにコスパがいいのに、コスパが悪いから独身でいる!とあくまで叫び続ける方は、結婚や育児よりよほど素晴らしい人生の過ごし方をご存知だと思うので、ぜひコメントで教えてくだされば幸いである。