ども、よっしー@外資系エンジニアです。
最近、この方のブログやツイートをよく読んでます。
米村さんは、IT企業である株式会社AXIAの社長をされており、2012年から会社の残業ゼロを達成している凄い方です。
米村さんのブログも非常に面白く、とても共感できる記事が多いです。特に下記の記事は、取引先からの多すぎる要望で消耗してしまっている人向けです。ぜひ読んでほしいなと思います。
顧客の理不尽な要望を受けてしまうということは、自社内のどこかでそのしわ寄せを受けなければならなくなるということです。それが自社の長時間残業となって現れてくるわけですね。そうやって理不尽な要求を飲めば飲むほど自社がブラック化していきます。
・・・もうね、ホントその通りだと思います。
米村さんはタダで仕事を要求してくる、健全な取引ができない人を「乞客」と呼んでいます。どストレートですけど、まさに乞食…。
そんな乞客がどれだけ害悪か、私も書いていきたいと思います。
無駄な労力を使うので残業時間だけが増える
これ、前職で結構多かったパターンです。
「〇〇を無料でやってくれれば、次の契約は有利に進めるよ?」
「〇〇をやることで、××(前職の会社名)さんの経験にもなるんじゃない?」
次の仕事は別に有利に進まなかったし、
自分の経験になったかは微妙。
増えたのは残業時間だけでした。
これ、上司命令でやらざるを得なかったんですけど本当に不毛でした。
無料なのでお金にならないばかりか、人件費がかかるので「マイナス」になるんですよね。
全く納得できない仕事だったのでモチベーションも低く、何も良いことはありませんでしたね。
一度無料でやってあげた実績があると、次も要求する
タダ働きは一度で収まるのか?
答えは「No」です。
次のタダ働きを断ったら、こんな言葉が返ってきました。
「えぇ?前は〇〇を無料でやってくれたじゃないですかぁ~」
「〇〇もやってくださるから、××(前職の会社名)さんにお願いしたのに…」
ほんっと〆たくなりますねw
一度引き受けたら、絶対一度じゃ終わらないんですよ。
ハイエナのように、二度三度とやってきます。
でも、なんでこんなことが起きてしまうんでしょうか。
タダ働きを要求される=要は舐められている
これに尽きると思います。
多分、何かしら弱みを握られている状態なのだと思います。
突っぱねられる強みを持っていないからそうなってるわけで。
タダ働きでしか差をつけることができない職場は、正直やばいです。
お金を支払ってもらった上で付加価値をつけるのとは全く話が違います。
タダ働きが続くようだったら、自分だったらその会社を見限って転職します(しました)。
健全な取引ができる会社=強みを持っている会社
超大企業でも、町工場と契約しているケース、結構あると思うのです。その工場でしか作れないものがあれば、無茶な要求にこたえる必要もなく、しっかりと利益を得ることができます。
健全な取引ができていれば、乞客の相手をする必要がなく、ムダな仕事をする必要もありません。現職はまさにそんな職場で、乞客はやんわりと突っぱねることができています。
あくまで私の経験ベースですが…乞客は売上にあまり貢献しない取引先だったり、大口の企業でも「予算を持ってこれない人(=キーマンではない人)」である確率が圧倒的に多いです。まともな顧客は紳士な方が多い印象ですね。
よって、乞客をまともに相手をする必要なんてないのです。
乞客の相手をしなくても、成果出せれば無問題。
いちサラリーマンが組織を変えるのは難しいです。なので、健全な取引ができる会社に入れるように、居続けられるように爪を研ぎ続けることが自己防衛に繋がると思っています。自戒をこめて。