ぺーたーです。
前回の桃太郎の考察に引き続き、今回は浦島太郎について本気で考察していきたいと思います。
浦島太郎の認知率は桃太郎と同じくらい高いものだと思うが、忘れた人・知らない人の為に簡単に説明したいと思う。
助けたカメに連れられて竜宮城にいく浦島太郎。
そこでの生活を満喫し乙姫に引き留められながらも村に帰る。
手土産に玉手箱を持たされ帰還するが時代が進んでいた村だった。
家もなく知り合いもいない浦島太郎は玉手箱を開けてしまい歳をとる。
浦島太郎の物語はだいたいの人がこんな話だと思っていると思う。
地方によっては助けたカメが乙姫だったなど、竜宮城には1年を1日で過ごす部屋があったという話もあるが、今回は一般的に知られている浦島太郎について考察したい。
まず注目してほしい事はなぜカメが浜辺にいたかだ。
普段竜宮城にいるであろうカメが何をしに浜辺に来たのか。
この時点からこの物語は謎に満ち溢れているのだ。
私は何かしらの目的があり浜辺にいたのではないかと思う。
推測ではあるがカメは乙姫のわがままを聞いたのだ。
優しい人間で私のタイプの男性を連れてこいと・・・。
海底で長い時間を住んでいた乙姫は、その生活に刺激が欲しかったのだ。
カメはそんなわがままな命令を忠実に実行するために作戦をたてた。
自分が誰かにいじめられ助けてもらい、お礼と言いくるめ竜宮城に拉致するという計画を。
なんとか人を連れ出したカメだが、どのようにして深海にある竜宮城に行ったのかとても気になるところだ。
水圧や酸素など考えると水中でも活動できるように肉体を改造した。
もしくは触れた相手を水中でも活動できるようにするという能力を持っていたのかもしれない。
着いた竜宮城は海底でありながら、光が差し込んでいた。
魚たちが踊っていて、音楽を奏でていたという。
案内されるとごちそうまで持ってきてくれたのだ。
そこは不思議な空間だった。
突拍子もない話にはなるがここは宇宙船だったのではないだろうか。
海底でありながら光を取り込むシステム。
魚たちを空中を泳がせられる空間。
竜宮城と外の世界との時間軸の違い。
海でありながら浦島太郎を3年間居座らせれる面白さと料理の豊富さ。
宇宙船であるならばそれだけ科学技術が進んでいたということだ。
つまり近代兵器以上の代物「玉手箱」も作成可能だと考えられる。
なぜ海底にいたのか疑問だが、魚たちを使って世界の海底に流れ着いたお宝を集めるビジネスをやっていたのではないだろうか。
地球担当の乙姫がそのように資金を集めていたのかもしれない。
3年間も竜宮城にいたのは浦島は乙姫と恋に落ちたからだ。
その長い期間何をしていたのかは分からないが、そこは宇宙船。
きっと何かしらな暇をつぶせる道具があったのだろう。
さて、この物語の最大の謎『玉手箱』について考えていきたい。
煙を吸って歳をとったのか、箱を開けることで歳をとったのか不明ではあるが、どちらにせよこの玉手箱の効果は凄まじい。
「時」か「細胞」の操作をしたのだ。
乙姫もこれで若さを保っていると考えられる。
なぜ玉手箱を渡したのか。
その前に3年で帰りたいと言った浦島太郎に疑問をもつ。
3という数字は恋愛において1つの節目であるらしい、倦怠期というやつだ。
そう、浦島太郎は乙姫の愛の重さに耐えきれなかったのだ。
外の世界と竜宮城で時間軸が違うことを知っている乙姫は、浦島太郎がここを出て行ってしまったらもう会えないと理解していた。
3年という日も一緒に過ごしたのに、どうしても帰りたいという浦島太郎に苦渋の選択で渡したのではないだろうか。
行動では渡してしまっていたが、開けてはいけませんよ。と言っていることから渡すときも悩んでいたのだろう。
この玉手箱を渡すことでおじいさんにして、陸の世界の女性と恋愛させることを阻止したのだ。
乙姫はメンヘラ女子だったのだ。
その後浦島太郎はどうなったのか絵本には書かれていない。
だが、浦島太郎という物語は今の時代にも残っている。
つまり誰かによって語り継がれ文字に残されたのだ。
竜宮城のことを書ける人間は一人しかいない・・・
浦島太郎本人だ。
浦島太郎は無一文で玉手箱しか持っていない状況で、おじいさんになったにも関わらず歴史に名を刻んだのだ。
おそらくはお金持ちの家に自分の服と玉手箱を売りに行ったのだ。
竜宮城産であろうその衣装はきっと高く売れたと思われる。
そして空の玉手箱はその装飾が素敵だったはずだ、これを売りつつ自分の体験談を語り自分も売りにいったのだ。
その作戦が成功し本や絵本を出版した。
それが今にも伝わる『海底に眠る宇宙船からの帰還者浦島太郎』の物語だ。
これにて考察を終わる。
読んでいただきありがとうございました。