こんにちは!ぽんでです!
何を隠そう最近プレゼントとしてRICOHのGR DIGITAL3をいただいたのです!!実はサブとしてずっと欲しかったカメラ。買っていただいた経緯は以前書いたものなので割愛します。
関連記事:カメラについてご報告とお礼。【polca】 - ちいさな心とおおきな世界
せっかく頂いて暫く使ってみたので、感想を踏まえながら紹介していこうと思います。残念なことに生産停止モデルなので、これ以上製造されることはないですが、新品も中古も売ってるお店は多いのでおすすめです!
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リコーのGR DIGITAL3とは?
GRというのはRICOHが出しているコンパクトデジタルカメラのシリーズ。しかしコンデジだからって侮るなかれ。これまでのコンデジの常識を覆すようなシリーズなのだ。
大きく分けてGRシリーズとGR DIGITALシリーズに分けられるのだが、現行で生産されているのは前者。後者はすでに全て廃番となってしまった。なので一般的に「GR」と言えばDIGITALのつかないシリーズのことを指すことが多いだろう。しかし、DIGITALシリーズも良いものをたくさん持っている。
今回紹介するGR DIGITAL3の基本性能はこんな感じ。
有効画素数: 約1000万画素
撮像素子: 1/1.7型CCD(総画素数約1040万画素)
焦点距離: 28mm(35mm換算)
f値: f1.9~f9
撮影距離: 30cm~∞
最短撮影距離:1cm(マクロ時)
ISO感度: 64〜1600
ざっとこんな所でしょうか。詳しくは公式をご覧ください
公式HP:GR DIGITAL III / デジタルカメラ生産終了製品情報 | RICOH IMAGING
さて、まぁ僕なりに一言で紹介すると、
マクロまで撮れる玄人向けの小型軽量の単焦点小型カメラ
とでも言えるでしょうか。
写真好きが愛用するコンデジ?
そう、このGRというシリーズ全体に置いて言えることなのですが、がっつりと一眼レフなどを持っているカメラ好き(玄人)に愛用される傾向があるのです!
コンパクトデジタルカメラと言えばどんなイメージを持っていますか?あんまりカメラを趣味にしている人が使っているようなイメージはないですよね。どちらかというとそんなにカメラや写真に興味がない人が旅行の際に使っていたりとかそういうイメージですよね。スマホの普及で昨今それも少なくなってきましたが…。
そんなイメージを覆し写真好きが愛用しているのはわけがあります。
まず何よりも小さくて軽いことです。ご存知の通り一眼レフカメラっていうのは、ゴツくて大きくて重いものが多いです。最近はミラーレス機をはじめとして比較的小さくて軽いものも多いですが、それでもコンデジとは雲泥の差です。そのため普段一眼レフを使っている人はいつでもどこでもそれを持っていけるわけではないのです。そこでこの超小型のコンデジを持つ人が多いようです。
次に操作性。要するにマニュアル操作が自在にできるコンデジなのです。写真をやっている人には必須ともいえるであろう条件です。絞りやシャッタースピード、感度やホワイトバランスの設定と、基本的に一眼レフで行うことができる設定は全て自分で行うことができます。
そんな理由でカメラ好きに好まれる、どちらかというとマニュアル性の高い玄人向けのコンデジだといえるでしょう。
その魅力
さて、実際に使ってみた感じでその魅力は何なのかお伝えします。
ポケットに入れて常に持ち歩ける小型軽量
まずはやはりコンデジ。特質すべきなのはそのサイズ感でしょう。僕のスマホと比べてもこんな感じ。こんなのありですか…?笑
手で持つとこれくらいのサイズ感。手の中に覆われるようなサイズってどんだけ。普段ごついカメラを使っているほど、これには衝撃を受けざるを得ない。
重量はなんと186gという驚異の数字。一般的なミラーレス機でレンズを含めたら500g〜1kgというところでしょう。半分以下の重さでそれに近い性能を得られるんだからとんだびっくりカメラだ。僕は常にベルトにつけて持ち歩いているが本当に気にならない。
ミラーレス機にも匹敵する描写力
有効画素数1000万というのもこのサイズでは驚きです。実際僕が現在使っているNIKON D90という一眼レフ、一昔前のものなのでこれと大して画素数は変わりません。夕焼けの色もいじらないでも綺麗に写してくれる
そしてF値もf1.9まで絞れるのが素敵。まさにコンパクトな単焦点レンズ。ボケも綺麗に出せちゃう。柔らかめなボケが好きな人は結構好みなんじゃないかな。色の写りも綺麗で鮮やかだ。
息を飲むほどのマクロの世界
そしてここも推しポイント、何とこのちっこいカメラ、マクロが撮れてしまう。被写体に寄れる寄れる。マクロはね、めちゃくちゃ楽しいですよ。初心者でも何でもマクロは楽しいです、本当に。(確信)
すぐに自分の感覚になる操作性の良さ
そして操作性が抜群に良い。初めて使うカメラっていつも勝手が違くてやりづらさを感じるのだが、殊このGRに関してはそれがほとんどなかった。直感で使えるような設計ってこういうことなのか…。小さいながらもボタン数は多く、予め設定を保存できるMYモードが3つもあり、様々なシーンに瞬時に対応する。
作例
せっかくなのでいくつか作例を
奥まで綺麗に映してくれる。色乗りもしっかりしてて良い感じ。やっぱりお散歩スナップに向いるかな
こちらも絞って線路の雰囲気を持て余すことなく描写している。プラハ本駅の線路
朝焼けの色味も雰囲気があって綺麗に移せてる。海の反射も適度にボケてちょうど良い。アルジャディーダの海辺での朝焼け
寄って撮れるのでご飯にも結構おすすめ。テーブル前で簡単にパシャって撮れるし。これはモロッコで食べたの生牡蠣
ご飯ものをもう一枚。色も鮮やかで明るいのでご飯結構美味しそうに撮れるのでおすすめ。
木と苔の質感もきっちり写してる
雰囲気を作ればポートレートも割とできる。望遠がない分やり方は考える必要があるけど、広角側のポトレは状況を広く写せるので雰囲気作り次第では無限大。
あとは28mmと広角なので、風景にも使える。空の青色の具合が好みだなぁ。プラハ・ペトシーンの丘
感度自体は決して高くないけど夜のスナップも結構優秀。シャドウ部分も潰れずにしっかり抑えている。ラバトの夜のスークにて
※今回の写真は全てjpgの撮って出し
他のGRシリーズも紹介
GR DIGITAL3
これが今回紹介したGR DIGITAL3
値段も性能も考えると総合的にかなり素晴らしい。生産停止にはなっているが、新品でもまだまだ買えるので本当におすすめだ。僕はこれからもサブ機として毎日持ち歩いて遊び倒す。
GR2
こいつが現行のGRの先端をいく機体。基本的なスペックはさらに向上して、何と言ってもセンサーサイズがAPS-C。これが本当にあり得ないくらいすごい。簡単にいうと基本的にほとんどのミラーレスや、エントリー〜 ミドルクラスくらいの一眼レフに付いているサイズのセンサーが内臓されているのだ。この小型のカメラに。
しかし、GR DIGITAL3と比較してデメリットとしてはマクロが弱い。最短撮影距離が0.1mだ。あと個人的には色乗りもDIGIATLの方が好み。そして値段が性能相応にしてしまうのが最大のデメリット。コンデジにこの値段を出すのは躊躇われるかもしれない。だが恐らく、小さくて性能が良いカメラが欲しいのならば、後悔はしないだろう。
GR DIGITAL4
3の後続機。センサーやF値など大きな部分は同じだが、ISO3400まで、バルブ撮影可能、手振れ補正の追加など全体的な性能が向上し、撮影の幅が広がっている印象。もちろんこちらの方が優秀ではあるが、割と値段が上がってしまっているので、個人的にはサブ機なら3で十分な気もする。でも欲しい。
まとめ
さて、最近常に持ち歩いているお気に入りのGR DIGITAL3の紹介をさせてもらいました。
良い所をまとめると
・常に持ち歩けるくらいのサイズ&重量
・サイズからは想像できない描写力
・マクロがめちゃ使える
・様々なシーンに対応可能(スナップ、料理、風景)
・色乗りがとても良い(好みにもよるが)
こんな感じか。特にスナップ撮る人はこれをメインに使っても良いかもしれないくらいの十分な性能は感じた。このサイズ感ならば、誰も気付かず風景に溶け込みながらスナップを撮れるだろう。アンリ・カルティエ=ブレッソンが小型のライカを愛用したのと同じだ。ストリートフォトグラファーにとってカメラの小ささはそのまま作品に繋がる。
また、ブロガーなど写真を使う機会が多い人でクオリティを求める人にもおすすめ。どこにでも邪魔になることなく、目立たずに持っていけて、そこそこ良いクオリティで撮影ができる。
つまり、使う人によって用途の幅が広いのが魅力のカメラかもしれない。おすすめでした。