ソン・ガンホ主演の映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』!
1980年に韓国の光州で起きた民主化運動を描いた作品で、実話がもとになった映画です。
政府によるメディア統制が激しかった当時の韓国。
独裁政府に反対する民主化運動が起きた光州のリアルな姿は、当然、メディアに放送されることもありませんでした。
そんな中、光州を取材しようと韓国に来たドイツ人の記者と、その記者をソウルから光州まで案内したタクシー運転手の物語を描いたのが映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』です。
大物映画俳優ソン・ガンホが主演しただけあって、韓国では1000万人を超える観客を動員する大ヒットを記録しました。
今回は映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』でソン・ガンホが演じたタクシー運転手のモデルになったキム・サボクさんについてお話してみたいと思います。
実際にはどんな人物だったのでしょうか。
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大ヒット韓国映画「タクシー運転手」の実際の人物
◆ドイツ人記者が一生探し続けたキムさん
民主化運動が起きた光州のリアルな姿を取材しようと韓国を訪れたドイツ人記者のユルゲン・ヒンツペーター。
ユルゲン・ヒンツペーターは当時、東京支局で勤務していて、光州に関する日本の報道を見て、光州行きを決定。
録音担当記者のヘーニングと一緒に飛行機で成田からソウルに来ました。
タクシー運転手のキム・サボクさんとの出会いはここからスタート。
ソウルから光州まで、ちゃんとした交通便もなかった当時、キムさんはユルゲンとヘーニングと乗せて、広州に向かったんです。
当時の光州は軍人が無差別に一般市民を攻撃していた無法地帯…
外国人でジャーナリストだったユンゲルとヘーニングはまだしも、普通の市民だったキム・サボクさんにとっては、命懸けの行動だったとも言えます。
ユルゲン・ヒンツペーターは、2016年にドイツで亡くなるまで、当時のタクシー運転手、キム・サボクさんを探し続けた模様。
名前の他にどんな情報も持っていなかったため、結局、キム・サボクさんを見つけることは出来なかったんです。