2015年10月28日、AFP通信によると、25日に発表された研究報告書で、中国人の平均寿命は過去20年間で大幅に延伸し、5歳未満児死亡率も大きく下がったことが分かった。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
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英医学誌ランセットに掲載された米中両国の研究者による報告書によると、1990年から2013年にかけ、中国のすべての省で平均寿命が延伸した。延伸期間は河北省の4年からチベット自治区の14年までさまざまだった。
2013年、平均寿命が最も長かったのは上海市民で、男性が80歳、女性が85歳。これはフランスや日本などの平均寿命と大差ない。
主な死因も変化しており、循環器疾患が呼吸器系疾患や肺がんを上回り、最大の死因となった。また、感染症(伝染病)による死亡件数は大きく減少した(エイズを除く)。
同じく「ランセット」に掲載されたもう1つの報告書によると、1996年から2012年にかけ、中国の5歳未満児死亡率は78%低下し、2012年には出生1000人あたり13人となった。この記録的な下げ幅は、経済の急成長や教育水準の向上と関係がある。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)