パドリングなしでもスイスイ。話題の水上アクティビティ「SUP」にも電動モデルが!
「SUP」(Stand Up Paddleboard=スタンドアップパドルボード)とは、水上に浮かぶボードに立ち、パドルで漕いで水上を航行するという、近年話題のウォーター・アクティビティ。そんなSUPに早くも電動化の波が到来。それが“エレクトリック・SUP”こと『SUPjet』だ。
ボードは素材が異なる2種類が用意されており、「EPOXY」(おそらくエポキシ樹脂)製が1288ドル(約14万円)、「COMPOSITE」(おそらく強化プラスチック)製だと1899ドル(21万円弱)とのこと。いずれのモデルも最高8km/hで航行できる水中モーターがビルトインされていて、1回のフル充電で1.5時間以上の航行を可能とするバッテリーを搭載するという。
こうしたアイテムが電動化されるとゴツい外付けモーターが取り付けられている様をイメージしてしまうが、『SUPjet』 のモーターはボード底面のポケット内に納まっているのがポイント。そのため、ほとんど水の抵抗を受けることがないのだとか。またプロペラ部がガードパネルに覆われているから、安全性も十分であろう。
乗員が足首に装着するストラップと電源スイッチが連動していて、万が一水中に落下することがあれば、モーターは自動的に停止する。バッテリーパックは着脱式なので、充電する際にわざわざ21.8kgもある大きなボード本体をコンセント付近に持っていく必要もない。ちなみにボードのサイズは長さ3.5m、幅81.3cm。大きさ的には一般的なSUPの範疇に収まっているようだ。
ただし、残念ながら今のところ『SUPjet』は米国内のみで購入可能となっている模様。この夏の行楽シーズンにはお目にかかれないかもしれないが、日本でも入手できるようになることを期待したい。