【芸能・社会】TOKIO国分「甘えるな」 復帰希望発言の山口に愛の叱咤2018年4月28日 紙面から
女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、無期限謹慎処分となったTOKIOの山口達也(46)の謝罪会見から一夜明けた27日、国分太一(43)は司会を務めるTBS系「ビビット」(月~金曜午前8時)に生出演。復帰を希望する山口の会見での発言について「そんな甘えた言葉は、山口からは聞きたくなかった」と斬り捨て、会見後にリーダーの城島茂(47)とともに山口と対面したことを明かした。 山口は、26日の会見で涙ながらに「私の席がそこにあるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたらなって…」と復帰を望むような発言を口にした。これに対し、国分は厳しい表情で「聞きたくなかった」としかりつけ、「それよりも、被害に遭った人、そしてその家族が、普段の生活に戻れる、そこに関してもっともっと語ってほしかった。率直にそう思ってます」と呼び掛けた。 会見後、城島と一緒に山口と対面した。スケジュールの都合で2人だけになったとし、「長い時間じゃないが会いました。『何やってんだ』と言った」という。山口は憔悴(しょうすい)しきっている状態で「このことに関して何も言わなくてすまん」とわびたという。山口の会見前、国分が「ビビット」で謝罪したことに触れ「自分より先に番組でおれのことを語らなければいけなかったことをごめん、と言われた」とも明かした。 山口はアルコール依存症を否定しているが、番組に出演したテリー伊藤(68)は「どう考えてもアルコール依存ですよ。それを自分の中で理解していない」と指摘し、「TOKIOの足でまといになっている。足でまといになるなら、自分はいらないんだというくらいの、外してくれとあそこ(会見)で言うくらいの思いがないと世の中に伝わらない」と発言した。 TOKIOの後輩グループ、「NEWS」の加藤シゲアキ(30)は「大好きな先輩でしたが、あんな情けない姿は後輩として見たくなかった。お酒で悩んでいる人はたくさんいて、(立ち直れば)そういう人の希望になる。お酒と戦って、強い姿が見たい」と飲酒問題の克服を願っていた。 ◆フジ系「TOKIOカケル」 出演シーンカットし放送TOKIOが出演しているフジテレビ系バラエティー「TOKIOカケル」(水曜午後11時)は、来週放送分から収録済みのものは山口達也の出演シーンをカットして放送することになった。27日のフジテレビ宮内正喜社長の定例会見で発表された。同番組は山口の強制わいせつ容疑が発覚した25日がちょうど放送日で、急きょ別番組に差し替えられた。 石原隆編成統括局長は会見で「収録分で何回放送するか、どこから新たに収録したものになるかは検討中です」としている。 また、山口がMCを務めていたNHKEテレ「Rの法則」(月~木午後6時55分)については、NHKが既に25、26日の放送を中止したが、来週以降も別番組に差し替えられることになった。来週分(30日~5月3日)は「香川照之の昆虫すごいぜ!」などを再放送し、7日以降は海外ドラマ「100 オトナになったらできないこと」を再放送する。 ◆フジが誤報の経緯を説明フジテレビは26日夕方のニュース番組「プライムニュースイブニング」で、山口が自宅に女子高生を呼んだ際に「部屋に別の男性が1人いた」と報じ、同日夜の「プライムニュースα」で訂正したことについて、27日の同局社長会見で経緯を説明した。 報道担当の岸本一朗専務が「複数の取材源から情報を得て放送したが、その後関係者から指摘があり、再度現場で確認したところ、やはり間違っていたので、速やかに訂正した」と話した。 26日の同番組では「警視庁クラブからの速報」でこの情報を報じ、「部屋で1人で飲んでいた」という山口の会見との矛盾が指摘されていた。 フジは、別の情報番組でオフィス北野の「ニセ社員」を放送してしまうなど誤報が続いており、岸本専務は会見で「非常に深刻に受け止めている」と厳しい表情を見せた。 ◆五輪担当相「大変残念」鈴木俊一五輪担当相は27日、東京五輪・パラリンピックのPR役に起用している山口の書類送検について、「大変残念。東京都と大会組織委員会で今後の扱いを検討するので、それを待ちたい」と述べた。 組織委は五輪旗とパラリンピック旗を全国で披露するフラッグツアーを16年から実施。TOKIOはこのイベントを盛り上げる「スペシャルアンバサダー」を務めている。鈴木五輪相は「フラッグツアーそのもののイメージを損なわなければいいが」と懸念を示した。
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