カラーを選べる自由と喜びをすべてのビジネスパーソンに

2002年当初は、ノートパソコンをモバイル用途で使うことが一般的ではなく、我々が天板をデザインする際も、「モノ」それ自体の魅力をどう磨き上げるかに焦点を当てていたと思います。 しかし、その後モバイル使用が一般的化し、日常の風景になるにつれ、オフィスだけでなく、町中やカフェなどでの利用も増加。それに伴い、仕事に対する姿勢や、ファッションスタイルも含めた、PCに向き合う「人」が、そのシーンの中でどのように映るかが、デザインの焦点に変わってゆきました。

史上最長のロングセラーカラー天板「ギャラクシーブラック」

そうしてプロデュースした数々のカラー天板の中で、「ギャラクシーブラック」は最長ロングセラーを記録したモデルです。 目指したのは、金属感のある「輝く黒」。塗料にガラスフレークを混ぜこみ、ちりばめるという新たな技法を開発し、従来のメタリックブラックにはない「輝く黒」の表現に成功しました。 その名の通り、広大な宇宙空間ときらめく星々を象った天板として、2003年から6年間にわたり多くのお客様にご好評をいただきました。

絶妙な輝きを創るため、素材配合を0.1％単位で調整

「フルスターブラック天板」は、暗めの部屋ではピュアな漆黒に見え、光が当たると輝きはじめ、場所によって全く異なる表情に見える。それを実現したのが、新開発の微細化されたガラスフレーク。 白に加え、青·赤のガラスフレークを使用し、これら3色の微妙な配合を徹底的に追求しました。 標準光、窓際の天然光、蛍光灯の下など、いろいろな光源下でどう見えるかを確認。明るい窓際で見た時、3色すべてのガラスフレークが満天の星空のように一斉に輝き出します。最終段階では、白·青·赤の配合を0.1％単位で変えたものを十数枚試作、絶妙な輝きのものを厳選し、ベストな配合を決定しました。