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長野池がスカイブルーに 大王わさび農場「夢ゾーン」
安曇野市穂高の大王わさび農場で、湧き水を利用した「親水池」の水がスカイブルーに見える仕掛けが完成した。二〇一七年に始まった黒沢明監督の映画「夢」の撮影地一帯を、より自然と触れ合いやすい「夢ゾーン」とする計画の一環。池の整備で全て完了し、来場者がピークになる大型連休への準備が整った。 計画は、映画に自然の大切さを訴えるメッセージが込められていることから始め、これまで、撮影に使われた水車小屋の水車の新調や、来場者がワサビ田の湧き水に触れられる「親水広場」の整備などを行ってきた。 親水池は、親水広場に隣接し、広さは約百七十平方メートル。中心部は最深一・三メートル。池の底から透き通った水が気泡と一緒に湧き出る様子が見られるワサビ農場のシンボルだが、ここ数年は泥がたまって観察できなかった。 今回は泥を洗って、湧き出る様子を見られるようにしたほか、中心部に花こう岩の砂を敷き、陽光の反射で水が淡い青色に見えるよう工夫した。湧き水の元にもなる梓川の上流を連想させるという。 浜重俊広報室長は「湧き水の仕組みや透明感を実体験してほしい。訪れる子どもらの感性が楽しみです」と話した。 (川添智史) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報
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