天気のあれこれ♪

普段何気なく見ている雲や雨などから珍しい現象まであれこれ書いていきます~

わずか13時間で3万回の落雷を観測!インド災害管理局は9人の死者が出たと発表!!

インドの災害管理局は、わずか13時間の間に3万回を超す落雷が観測され、9人が死亡したと発表しました。そこで本日の天気のあれこれでは、その内容について見ていきたいと思います~  

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   目次

 

1.インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州でわずか13時間で3万6749回の落雷を観測!!

インドの災害管理局は、南東部にあるアーンドラ・プラデーシュ州で2018年4月24日に、わずか13時間で3万6749回もの落雷が観測されたと発表しました!!

 

2.この落雷によって9歳の女の子を含む9人が死亡!!

異常な数の落雷は極端な気象条件の結果との事ですが、この落雷によって、9歳の女の子を含む9人が死亡したと発表されています。

 

3.2017年は5月全体で3万回程度の落雷!!

アーンドラ・プラデーシュ州を含む一部地域では、雨期(6月)に入る前から落雷の回数が増加する傾向にあるようです。ただ、アーンドラ・プラデーシュ州では2017年の5月全体で観測された落雷数が3万回であり、わずか13時間でそれを上回る3万6749回もの落雷が観測された今回のケースは明らかに異常な現象になります。

 

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4.アーンドラ・プラデーシュ州では通常の10倍以上の雷雲に成長したか?

今回の異常な落雷数の原因として、アーンドラ・プラデーシュ州の北部沿岸地域でアラビア海から吹き込む冷たい風とインド北部から吹き込む暖かい風が衝突し、大量の雲が形成されていました。

落雷の可能性がある雲は通常15㎞程度と言われていますが、アーンドラ・プラデーシュ州の上空では200㎞以上にも雲が成長していたと見られています。

 

5.インドでは毎年2,000人以上が落雷で死亡している!!

インドの国家犯罪記録局によりますと、インドでは2005年以降は毎年のように2,000人以上が落雷によって死亡しているとの事です。直近では、2016年6月にはインド中東部のビハール州を含む地域で、93人が死亡する落雷が発生しており、インドでは落雷による死者は珍しくありません。

 

6.インドでは信頼性の高い落雷の警報システムが存在しない!!

日本で年間に落雷で亡くなる人は20人前後ですが、インドの2,000人はさすがに異常ですよね。人口が日本の10倍程度といることを考慮しても、多すぎます。なぜこんなに多いのでしょうか?

その理由としては、インドには信頼性の高い落雷の警報システムがありません。それに加えて屋外で働く人が多いため、落雷による死亡率が高いものと思われます。

 

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7.まとめ 

インドの災害管理局は、わずか13時間の間に3万回を超す落雷が観測され、9人が死亡したと発表しました。例年この時期は1カ月で3万回程度との事ですので、如何に今回の落雷数が多かったかが分かりますね。

インドでは年間2,000人の死者が出ていると言われており、早期に信頼性の高い警報システムの構築が求められます!! 

 

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