「Kindle便利だけど、何がダメなんだろう?」というツイートに対し、読者からの大反響があったのをまとめたのが以下の記事です。
これに対し、実話怪談作家/編者の加藤AZUKIさんが「既に解消されている部分が結構ある」と言及。
興味深い内容なので許可をいただき、一連のツイートを本記事にまとめさせていただくことにしました。
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発売が紙より遅い
発売日が同時の大手も。筆者・編集者の入稿次期の遅さに起因した電子書籍版の発売日の遅れもあるのだとか。
ラインナップが少ない
発売当初は電子版の予定がなかった昔の本を電子化する場合、売れなかった本は、電子化しても回収のアテが見込めないため、電子化のコストを事前に用意できないことから電子化されないという現実もあるようです。
価格が安くない
ちょっと安めの設定だよとのこと。
無料じゃない
無料も読めるものもあるよとのこと。
決済手段?
おっしゃる通り。保護者の皆さん、よい子のみんな、Amazonギフトはコンビニでも買えるんですよ。
電子化の品質が低いことがある
サーバーなどのコストの問題も。
複数書籍を開けない
「電子」書籍ならではの表現が欲しい
アイデアとしてはあったとのこと。
ちょっと関係ないですが、そういえば英語音声を収録したファイルのダウンロード権がついた電子書籍ならありましたね。
電子版ならではの展開の不足
もっと増えるとファン的には嬉しいのかもしれません。
複数サービス乱立、横断できず
競争の末の淘汰しかなさそう、とのこと。
アプリの使い勝手の悪さ
漫画セリフの検索機能を実現するには作者負担も増える可能性があるようです。
専用端末の使い勝手
iOS版でアプリ内で書籍購入できないのは、これはApp Storeの仕様のはずです。
友達との回し読みができない
要望の多かった「友達との回し読み」は、近い機能を実装しているサービスもあるようなので、他にも広がっていくことに期待するしかなさそうです。
所有権がない・DRM
DRMフリーのKindle書籍もあるそうです。(一体どれぐらいあるんでしょう?)
ストアが潰れる、取り扱い停止などのリスク
現状では、潰れなさそうなところを選ぶしか無い……とのこと。
この「潰れない」という観点だとAmazonは強いですよね。
企業の信用、共に表現の自由守れるか
潰れはしないけど、配信するアイテムの選別など、今後問題を起こしてしまう可能性がありそうなのもAmazonだと思います。
その他
何にお金を払うのか、電子書籍のどういうところがいいのか、という話。
以上、加藤AZUKIさんのツイートでした。掲載を快諾していただきありがとうございました。