スタートトゥデイは2018年4月27日、採寸ができるスーツ「ZOZOSUIT」の注文を再開しました。初回に限り、商品は無料、送料もかかりません(2回目以降は1着2000円、送料は200円)。今、予約すると2018年7月に出荷されるとのことです。
昨年話題になったZOZOSUITとは別物
「ZOZOSUIT」は2017年11月22日に無料提供を開始(参考「「採寸用ボーディスーツ「ZOZOSUIT」を無料で配布、2着目以降も3000円」)。優れた技術力を備えたスーツで採寸以外にも応用可能性があるなど大きく注目されました(参考「想像以上にすごい「ZOZOSUITの技術」-スタートトゥデイの出資先StretchSenseが開発」)。
ところが、2018年2月15日、突然「ZOZOSUITよりも更に簡単に高精度な体型計測が可能となるアイデアを3億円で買い取り」したと発表(参考「スタートトゥデイ研究所、アイデア買い取り第1弾を発表」)。今回、改めて発表されたものは、一目見れば一目瞭然。買い取った技術を使ったものと思われます。
利用者は置き去り
スタートトゥデイは昨年11月の初代ZOZOSUITE受注開始から数ヶ月の間、納期などの連絡は行っていません。ところが、2018年4月26日、ZOZOSUIT予約者に対し「技術改革と研究開発により大幅な仕様改良に成功し、ZOZOSUITをお客様へお届けできる見通しが立ちました」というメールを送信しています。
延期の理由に「生産体制や技術面の課題を解決するべく改良を重ねて参りました」と説明するものの、内容はStretchSense社が開発していたものとは全く違うもの。初期に予約していたユーザーおよび初代モデルを所有しているユーザーすべてに、順次マーカー方式の新モデルが送付されるとのことです。
(追記)
初期モデル予約者に対し「6月22日~6月28日にお届け予定」というアナウンスがありました。
【関連URL】
・[公式] ZOZOTOWN
・[公式] 【ZOZOSUIT】あなただけの服を着よう – ZOZOTOWN
蛇足:僕はこう思ったッス
海外のクラウドファンディングでもここまで放置されたことはなかったように思う。製品が届くようになっただけでもいいといえばいいのだが、マーカー型なんて正直欲しくない。結局、無料でユーザーをかき集めることでZOZOSUIT必須の新ブランド「ZOZO」 へ誘導することだけを優先されただけのように感じてしまう。
maskin
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