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【サイトM&A】30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却した全記録

登録日:2018.3.10  |  最終更新日:2018.4.27


この記事は、年商10億円以下の全ての起業家、 IT事業者、アフィリエイターやWeb担当者に向けて書いた。Webサイトの運営やニッチなビジネスで起業しているなら絶対に読むべき永久不滅の法則である。

私は22歳の頃から、サイトアフィリエイトと呼ばれる、ネット広告収入を得るビジネスを行ってきた。そして、2015年1月にリリースした業界特化型の中規模ポータルサイトである「資金調達プロ(https://shikin-pro.com)」を、3年後の2018年1月に、東証一部上場企業に6億2000万円で売却した。

社員・アルバイトなどの従業員は0名で、数名の業務委託スタッフのみでサイトは成り立っていた。そして、売却前の1年間、当該サイトに係った私の労働時間は月に約20時間である。(※他の活動が多い)


また、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家からの出資は過去に一度も受けたことはなく、100%自己資本だ。


この記事を読み進める人は、おそらく以下のようなことに関心があるのだと思う。

  • Webサイトを起点としたビジネスに今より力を入れたい。
  • 高収益なビジネスを作るためにはどうすれば良いか考えている。
  • なぜ収益の柱となっていたサイトを早々に売ったのか?
  • 「会社・事業の継続」と「売却」を比べた場合のメリット・デメリットは何か?
  • 小手先のテクニックや長続きしないSEOではなく、価値のある、高値で売れるサイトを作るためにはどうすれば良いか?


この記事を読めば、あなたは以下のようなメリットを受け取ることが出来る。

  • 10年以上生き残る価値のあるWebサイト、価値のあるビジネスを作ることが出来る。
  • 超少数精鋭の組織で、自分が働くことはほとんどなく、超高収益なビジネスを作ることが出来る。
  • M&AによるEXITを目指せるのはもちろん、相場より高値で売却するノウハウが身につく。
  • 価値観や考え方、目標が変わり、起業家として一歩上のステージに行ける。
  • 多くの起業家や経営者達のメンターになり、自身や人々の幸福度を追求でき、人生がもっと豊かになる。


サイトM&Aの相場は、一般的には収益の1~2年分だ。間を取って18か月分程度の金額で成立するケースが多い。例えば、ひと月の営業利益が500万円であれば「500万円✕18ヶ月=9000万円」で売ることが出来る。

しかし、私は4~5年分で売ることが出来た。相場の3倍くらいの値段で売れた。

会社のM&Aだとしても、「買収価格=(時価)純資産+営業利益3年分」という算出方法を用いることが多い。

これと比べても、相場以上で売れた計算になる。


私は何も高値で売りつけたわけではない。


Webサイトやビジネスの価値、顧客満足度を高める方法を追求して、実際の金額が買い手にとって妥当と思えるくらいのサイトにしたということだ。

何より売却先は上場企業なんだから、ただ単にこちらが希望金額を提示しただけで売れるわけがないし、通常のサイト売買より厳しいデューデリジェンス(企業や投資先の価値やリスクなどを調査すること)が約1か月間かけて行われた。

その結果、6億2000万円という値段で売れた。


普通、単なるアフィリエイトサイトにこのような値段がつくことはないだろう。


相場というのはあくまで大多数が形成している。大多数が1年半前後の値段で取引されているからそれが相場になる。


しかし、やり方によっては相場なんか全く関係ない。

私は断言する。あなたのサイトもやり方次第で、必ず相場以上で売ることができる。
そのために、サイト運営3年間の全記録として「具体的にやった10の施策」を包み隠さず公開する。

単純にビジネスを売るノウハウだけではなく、「いかにして効率化を図り生産性を高めるか」「いかに自分の時間を増やすか」というのは経営者のあなたにとって重要な内容なので、あえて繰り返す。

サイト売却までの直近1年間、当該事業はアシスタント1~2名がパートタイムのような形式で業務を手伝ってくれていて、私の実働時間は月にわずか20時間程度だった。

目次 [非表示]

■はじめに

昨今、ブランド品などを即現金化できる買取アプリ「CASH(キャッシュ)」が70億円でDMMに買収されたり、PV至上主義のキュレーションメディアが数億円~10億円以上でバンバン売れたり、マッチングサービスの「pairs」が100億円(推定)で海外の会社に買収されるなど、超高額のM&Aのニュースが目立つ。

※キュレーションメディア(ほとんどが他人のサイトを引用したコンテンツサイト)に関しては、PV数を多く獲得することができたため、売買価格が収益の何年分とかいう概念がない。検索エンジンの仕様をうまく利用した、誰かが仕掛けた単なるブームである。

個人的にはキュレーションメディアの価値はわかりにくいし、D●NAの問題等を考えれば、今後あなたがキュレーションメディアをやりたいのか、永く続くサイトをやりたいのかは明白であると思う。


昨今目立つM&Aのニュースに比べれば、私がやったことなんて小粒中の小粒だし、今普通に儲かっている起業家が会社を売れば、数十億の値がつく人はいくらでもいるだろう。

そういう人は「はっ?たかが6億で、なにをえらそうに(笑)」と思うかもしれない。

しかし、そういう人はこのような記事で内容を詳しく解説してくれることはないし、多くの人は高値で売る方法がわからない。

それに「あなたの会社を30億円で売る方法」より「あなたのWebビジネスを数億円で売る方法」の方が、多くの人が達成しやすい。

だからこそこの記事は、あなたを含め多くの人に需要がある。


私は決して億単位でサイトを売却したという自慢をしたいわけではなく、この記事を書いている理由は以下のように4つある。

  1. 億単位でWebサイトを売却した人間がここまで赤裸々に全記録を語っている資料が世の中にないから
  2. ユーザー目線で作られたサイトが増えることで世の中が良くなるから
  3. 多くの人が知らないM&Aの本当のメリットを伝えることができるから
  4. スモールビジネスを行っているより多くの起業家、IT事業者、Webサイト運営者の模範となり、夢を与えられるから

この記事を読んで考え方を学ぶことで、あなたも近い将来、必ず億単位でビジネスを売ることができる。


また、月に20時間しか働いていないのと、100時間も200時間も働いているのでは、生産性が違いすぎる。

仮の選択肢ではあるが、1年間の月の実働時間が「20時間で6億」と、「200時間で10億」なら、どちらが良いかは人によるだろう。

前者は自分の好きな時に好きなことをいくらでもできるし、他の経験だってしようと思えばいつでもできる。家族との時間をないがしろにしたり、時間に追われてストレスを抱えることは一切ない。私は1年に5~6回は海外旅行にも行っている。

後者はあまり自由がなく、もしかしたら仕事に追われているイメージかもしれない。もしあなたが200時間の仕事をすべて幸福度MAXで楽しんでいるというなら、他意はない。

このように、生産性はあなたに圧倒的な自由と収入をもたらすし、幸福度にも比例すると私は思う。


少し話がそれたが、既に売れる会社・事業をやっている人でも、EXITはあまり身近に感じられないかもしれないし、なんとなく「どっちでもいいか」と考えている人も多いと思う。


もしあなたの周りに気軽に相談できる人がいなければ、「ビジネスを売却した全記録」は貴重なノウハウなのである。

だから私のように伝える人が居ても良いと思う。

私がこれから伝えることは一過性のノウハウではないし、100年続く企業を作る場合でもある程度参考になる。そして、ごく普通の人間でも短期間で一定の成果を上げられる、普遍的な法則に近いだろう。

ゲームやキュレーションメディアなど一過性の要素が強い、流行り廃りのサイクルが早い事業で一発当てるのは、時代の流れやプログラミングの才能、その時のブームなどが影響するので普通の人が再現しにくい内容であるが、私のやったことは多くの人にチャンスがあり、普通の人でもこれから参考にできるような事例だ。

この記事が、現在アフィリエイターとして活動している人は勿論、WebやITビジネスを行っている人のひとつの参考例になれば幸いである。


最後まで記事を読んで頂ければわかると思うが、経営の難しいノウハウなんかはほとんどない。私がやったのは、誰でもできるごく当たり前のことを、たった1つのサイトにコミットしただけだ。やることはとにかく働くことではなく、考えて行動するだけだ。その考え方ややり方を、全てこの記事ではサポートしている。

おそらくここまで全てを網羅している情報は、Web上の記事や出版されている本を探してもどこにもない。

私のように数億円程度でWebサイトやビジネスを売却する事例は、EXITのお手本としてはより多くの人が再現しやすいゾーンで、今後もっと増えていくだろう。


要するに、超高収益で10年以上生き残る価値のあるビジネスを作り、数億円で売却するのは、カンタンだということだ。
この記事を読み終わったあなたが、もっと賢く、もっとうまく、2年後に10億円で売却しているかもしれない。


■事業を継続するのではなく売却した4つの理由

「資金調達プロ」を売らずに運営していれば、今後もずっと安定した不労所得が毎月入って来る予定だった。

「ではなぜ、継続して運営するのではなく売却したのか?」と疑問に思う方もいるはずだ。

理由はいくつかあるが、主に以下の4つだろうか。

  1. 他にもやりたいことが沢山あるから
  2. 税金面の問題を解決してくれるから
  3. 時間の短縮をし、スピードや自分の価値を高めることができるから
  4. 資本収益率を高めたほうが、早く成長できると思ったから

一つ一つ見ていこう。


1.他にもやりたいことが沢山あるから

私がやりたいことは、その時に一番楽しくて面白いことを、常にやっていることだ。今回の場合は、一旦ひとつの事業を育ててくれる別の会社に譲り、他の会社や事業に注力することだった。

サイトや組織、一つの会社を拡大していくという選択肢もあったが、それ自体が現在の私のやりたいことではなかった。

そもそも、私は忙しくなるのが大嫌いである。

忙しいというのは心が亡くなると書くが、本来やりたくなかったことで忙しくなるのは本末転倒である。私の場合は、マネジメントや教育などの管理的な業務がやりたくなかったことだ。

やりたいことや必要なことでスケジュールを埋めて忙しくなるのは好きでやっているから良いのだが、「人がどうこう」「周りがやってるから」「人が多いと信頼されている会社に見えるから」とか言って本質的な考えなしに組織化を進めていくと、なんとなく「本来やりたかったこと以外の仕事」で忙しくなる印象がある。

また日本では「忙しい」がステータスであるため、忙しくすることが目的になってしまい、それに気づいていない人も大勢いる。


100名とか1000名の人数の会社にするのは、目的ではなく手段のはずだ。

しかし、「従業員1000名の会社にします!」ということを目標にしている会社もある。
手段と目的をはき違えている例だと思う。

多くの人々を、会社や雇用のルールで一方的に縛り付けるのは責任が伴う。社長が自ら責任を負うこと自体が目的になっている。

しかし世の中のニュースを見ていれば、責任を取れていないから社員がうつ病になって自殺したり、残業代の未払いなどの問題が表面化する。その前に社長が率先して解決することはあまりないから、仕方なく周りが問題を取り上げ、責任を取らされてしまう事例が結構ある。人々の気持ちを考えずに、独りよがりな目的を遂行してしまった代償だ。

社員が自殺してしまって、慰謝料を払えば済む問題ではない。これで責任が取れるわけがない。

もちろん、すべての企業がそうではないし、最近のベンチャーやIT企業は従業員の福利厚生などをとても考えている会社も多い。

1000名を守るのは崇高な理念だし私はできないから尊敬に値するが、人数そのものを目的にする必要があるか?


そうではなく、私はもっと「一人一人の自立」を考えればよいと思う。

私が仕事を依頼している人たちは全員フリーランスで自立しているし、給与も一般的な会社に比べて高い。

出勤も在宅も自由。スタッフの中には、勝手に旅行に行きながら仕事をしたり、子育ての都合や他の何かの事情でやむを得ず仕事を休むことが多々ある。何か別の仕事を掛け持ちしたり、学校に通ったりして自身の能力の向上に努めている人もいる。

私は一人一人の人生を尊重しているので拘束をすることは一切ない。

相手の人生を充実させるために、好きな時に好きなことをしてほしく、空いた時間で仕事を手伝ってくれればそれで良い。

その状態でも100名くらいの組織にすることは可能だし、業務委託で契約しているスタッフにも、裁量に任せて自由に誰かと契約することを推奨している。

社員を1000名に増やすことを目的にしなくても、一人一人の自立を考えれば勝手に強調してそれが組織になるし、「人材のシェアリングエコノミー」の時代がこれから来ることを考えれば、10年後はそういう形式が当たり前になる。


また、この記事がそもそも100名や1000名の事業主の方々に影響力を与えられるとも思っている。1000名を組織することを目的にするのではなく、まず1000名の人々に影響力を与えられれば、あとは勝手に影響が広がっていく。

組織に縛り付けることを目的にしているのが私からしたらよくわからない。全員大人なんだから、自立して自分で生きるために思考し、組織に縛られない形で全員が自由に仕事をしていればよいのではないか。

こういうわけで私は今やりたいことを追求しているし、一人一人の行きたい人生を応援することが出来る。全員自立しているから柔軟な考えを持っているし、私がいきなり方向転換しても、迷わずに対応できる人が多い。

何か一つの事業や組織の構築など、ひとつの物事に固執して執着し続けるよりも、自分と人々の自由を追求し常にフットワークを軽くしている事に私は重要性を感じるし、何より自分に向いていると感じる。


2.税金面の問題を解決してくれるから

3.時間の短縮をし、スピードや自分の価値を高めることができるから


「2.税金の問題」と「3.時間の短縮」については、私が運営しているサイト「M&Aマーケット」から引用する。

https://ma-market.com/lp02_01/

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引用ここから

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あなたは、『ビジネスでこんなに稼いでいる割にはなかなか個人の資産や内部留保が貯まらない』と思ったことはありませんか?多くの経営者が、ある罠にかかってしまっています。ここではそのカラクリについて説明していきます。

役員報酬2,000万円でも個人資産1億円を築くために30年以上かかってしまう理由とは?

あなたは売上3億円の会社を経営している100%オーナーです。あなたの役員報酬が2,000万円、税金を引く前の利益が3,000万円だと仮定します。年商が3億円で税引き前利益が10%なのは、かなりの優良企業です。

年収2,000万円のあなたが、個人資産1億円を貯めるのに、はたして何年かかるでしょうか?

5年経てば、2000万円×5年で、1億円貯まるでしょうか?
そんなわけないですよね。税金を払わなくてはいけないので、1億円全てが手元に残るわけはありません。

では10年経てば、2000万円×10年で2億円稼ぎ、1億円の税金を払って1億円が手元に残る。で良いでしょうか?
そんなわけはありません。税金以前に「生活費」が考慮されていません。

それでは税金と生活費を考慮して考えてみましょう。

年収2,000万円のあなたが、税引き後年収1,000万円の中から、1年間300万円で生活できるでしょうか?皆から羨望のまなざしを受けているハイスペックなあなたにはおそらく無理でしょう。仮に1年に700万円を生活費として使った場合、1年間に300万円しか貯金できません。

そうすると、個人資産1億円を達成するまでには33年もかかってしまいます。

年商3億円の会社を経営しているあなたにしては、遅すぎると思いませんか?

仮に生活費が1年間500万円だとしても、1年間に500万円しか貯金できず、1億円達成までには20年もかかってしまいます。

M&Aで会社を売却すれば、この「33年かかってやっと稼ぐ1億円」を、わずか1,2か月で手に入れてしまう事が出来るのです。

約30年後の未来から、あなたはタイムスリップして来たのです。どんな成功者でも、30年という“時間”は最も貴重な財産です。

目標金額が5億円でも10億円でも、ロジックは同じです。

M&Aをすれば、33年分の時間をたった2か月に短縮できる!

もしあなたが「時間」の重要性に気づいている方であれば、まずは会社を売却(EXIT)することが絶対に賢い戦略です。
33年かかかって貯まる1億円を、一瞬で手に入れることが出来るのだから。

では、どうすれば1億円で会社を売ることが出来るのでしょうか?

あなたの会社の税引き前の利益が3,000万円であれば、通常は「実質利益の3年~5年分+純資産」で株式を売却して、「9,000万円~1億5,000万円+純資産額」のキャピタルゲインを得られるのです。
間を取って「1億2,000万円+純資産額1,000万円=1億3,000万円」で会社の株式を売却できたとします。

株式のキャピタルゲインは税金が20%なので、2,600万円の税金を払って、1億400万円があなたの手元に“個人資産として”残ります。

※今回モデルケースでの純資産額1,000万円は、少なく見積もっています。
※会社のお金は「個人資産」ではないので、「社長だから会社のお金も自由に使える」という考え方はここでは触れていません。仮にM&Aを行わずに個人の貯金と会社の内部留保を合わせて1億円を達成するのは5年程度ですが、それでも「5年を2か月に短縮できる」のは、時間の価値がわかる経営者であれば、M&Aの威力に気付いて頂けると思います。

また、一つの会社が33年続く確率は、果たして何%だと思いますか?全て踏まえた期待値で、考えてみてください。

会社生存率データベース
年数 存続率 100社あったら
何社残る?
1000社あったら
何社残る?
5年 14.8% 約14社 約148社
10年 6.3% 約6社 約63社
20年 0.4% ほぼ0社 約4社
30年 0.021% ほぼ0社 ほぼ0社
個人資産1億円の達成まで
会社の売却 会社の継続
かかる時間 1,2ヶ月 33年
成功率 成功率が高い
M&Aは売り手市場
0.021%
得られるメリット 33年分の時間とお金 ?
あなたの年齢 30代〜50代 60代〜80代
支払う税金 20% 約50%

M&Aで会社を売却すれば、「時間短縮」や「価値の最大化」などのメリットを享受することが可能なのです。

このように税金や株式の仕組みなど、社会のルールはお金持ちや頭の良い人たちにとって都合の良いように作られています。

世の中の“本当に頭の良い人たち”は、M&Aなどを活用して稼ぎを最大化しているのです。
会社のオーナーが会社経営の中で資産家になるためのたった一つの方法は、M&Aしかないと言っても過言ではありません。

また会社売却後に多額の資産を得た後は、それを軍資金に普通は新たなビジネスや投資活動をスタートさせる経営者の方が数多くいます。このような活動をしている人たちのことを連続起業家(シリアルアントレプレナー)と言います。

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引用ここまで

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サイトからは、利益ベースで毎月約1000万円程度の報酬が入ってきていた。

資金調達プロは、諸事情があり運営会社の株式の譲渡ではなく事業譲渡になってしまい、税制面での優遇は株式譲渡に比べて得られなかったが、それでも、話し合いの結果、買い手企業側が手残りの金額を考慮してくれて、私の手取り金額は株式譲渡の場合の数字とほとんど一緒になった。

税引き後の手取りのキャッシュという意味では、6年~7年分を先取りで得ることができた。


ここで私は次のように考える。

6~7年分のキャッシュを先取りで得られるということは、37歳の時に到達予定であるレベルに今すぐになれるということだ。

これは、「寿命が7年延びた」「7年若返ることができた」と言っても過言ではない。
7年早くやりたいことができるし、7年という時間はすべての人々にとって貴重な財産である。その7年の時間が、追加で与えられたような感覚になった。


もちろん、売らずに7年かけて事業を伸ばすことも出来たし、他にも色々なことが起こる可能性があったが、「7年後の自分」が予定通りに稼いでいるかどうかは不確実だ。

これは事業を売っても売らなくても同じだ。むしろ一度売った後の方がキャッシュが豊富になり打つ手が増えるし、事業拡大なんて好きなタイミングでいくらでもできる。

お金が全てではないが何をするにもお金は必要だから、出来ることが増えて自由度がさらに増す。余裕ができるからこそ、さらに人々のことを考えることもできる。

このようにEXITという経験は、様々な角度から、より多くの恩恵をあなたにもたらすことができる。

4.資本収益率を高めたほうが、早く成長できると思ったから

これに関しては、実績ベースではないのであくまで知識として話していることをご了承願いたい。

※私が考える知識と知恵の違い
知識:自分で経験はしていないが、情報などを見聞きして知っていること
知恵:自分で経験をして身に染みて理解したことを、人々に説得力を持って教えられる知識。話した際の言葉の重みが違う。

本項目で記述するのは知恵ではなく知識である。

しかし、ほとんど得意ではないFXや株のトレードを始めるわけではないし、自分が経験したことと似ていることを繰り返す予定だから、成功確率は高いと考える。

もし、事業の継続を行っていれば、大きな変化がない状態で数年が流れていた可能性が高い。そして、毎月1000万円がほぼ不労所得で入ってくる。

これはこれである意味リタイア生活が送れるかもしれないが、変化がないのはつまらない。


「もっとレベルの高い起業家・経営者になるためにはどうすれば良いか?」と考えた場合に、私の場合は、素早く、大きく変化をするほうを選んだ。

億単位のキャッシュを持っていれば、そのレベルに合う起業家や経営者と同じような立ち位置で仕事ができる。

例えば、上場を目指しているアーリー・ミドルステージのベンチャー企業に出資をしたり、売却益を元手に一気に市場を取りに行くというようなやり方もできる。

私がこれまでに経験したWebサイトの構築方法や、マーケティングの手法などを積極的に取り入れることができる。


このような投資家の視点に立つと、マネジメントの仕事は経営者がやってくれるし、毎朝出社して朝礼をする必要はない。(もともとしてなかったが)
大きく稼ぐために別にコツコツ同じ会社を続けなくても良いし、ストレスフリーで組織を構築するやり方はいくらでもあると思う。

投資家の場合は資本にお金を生み出させることが出来るため、うまくやれば、単純に投資した金額の大きさにリターンが比例する。
1000万円を10倍にすれば1億円だが、元手が1億円なら10倍にすれば10億円である。

しかし、労力やコストが必ず10倍というわけではない。違うのは、思考や視点、やり方である。
会社を10倍に大きくするのと、資本を10倍に大きくするのでは、やることが違う。

もちろんこんな単純な話ではないかもしれない。


しかし、私は常に向上心・好奇心・探求心を持って行動して、成長を求めたいという考えがある。
そのためには、それまでの成果は一回すべて捨てて、新しいことにチャレンジする方が楽しいし意欲がわくし、それが成長につながる。

例えばなにか一つのことを3年かけて80%に極めたとする。
それをあと3年続けても、80%が160%にはならず、95%くらいになる。
さらに3年続ければ100%になる。

それより、3つのことを80%づつ極めたほうが、変化が速い現代においては生き残る力になる。


ひとつのことに9年かけた場合
ひとつのことに3年ずつかけた場合(成長が速い)
A100%
80%
B0%
80%
C10%
80%


それでは、具体的な「Webサイトの内容」や「サイトに対する私の考え方」、「高値で売るために具体的にやった10の対策」を詳しく解説していこう。

■90%のアフィリエイターが犯す過ち

まずは多くのアフィリエイターが犯す過ちを整理しよう。

多くのアフィリエイターは小手先のテクニックにしか興味が無い。

未だにホワイトハット・ブラックハットのどちらが良いというような不毛な議論が繰り広げられたり、長文コンテンツが良いと言われれば負けじと長文コンテンツを制作し、とにかく長く書く事を目的とし、意味を履き違えたりしている。


これらは全く以て時間の無駄だ。

ホワイトハットやブラックハットというのは目的ではなく単なる手段なので追い求めるようなものではないし、そもそもこの言葉を主語として使っている時点で、「対ユーザー」ではなく「対機械」を前提としている可能性が高い。

長文だと上がるのではなく、ユーザー目線でコンテンツを制作すると、結果的に長文になることがあるというだけだ。

あなたは機械から収益を得ているのではなくユーザーから収益を得ているのだから、目を向けるべきはユーザーなのである。


長文を書くとか、自作自演リンクを貼る行為が良くないと断言するつもりはないし、論点はそこではない。

各行動が人々の為になっているか、それとも私利私欲がメインで行っているかどうかが問題なのである。

しかし、何を隠そうこの私も、「小手先のテクニック」を追い求めた期間があったからこそ、伝えられることがある。

小手先のテクニックより、大きく、長く稼ぐことは簡単だということを。

■私の考え方

私はホワイトハットとかブラックハットには全く興味がない。

さらに、PPCの運用能力が高いとか、SEOで順位を上げる能力に長けているわけではない。

プログラミングもデザインも出来ないし、記事を書くより、友人と飲んだり遊んだりしている方が100倍好きな人間だ。


では私には一体何ができるのか?

それは、「徹底的に人々、ユーザーのことを考える」ことだ。

「考える」ことに関しては、人より何倍を時間を費やしていると思うし、これは努力とかではなくかなり自然にやっていると思う。

どんんあWebサイトやサービスを作る場合でも、以下のようなことを考えるべきである。

  • ユーザーが好きなことは何か?
  • ユーザーが嫌がることは何か?
  • ユーザーの悩みはどんな事で、将来的にどうなりたいのか?
  • このサイトでどんなことができるのか?
  • このサイトを利用すると何が良いのか?
  • このサイトを利用するとどんな問題が解決されるのか?


またユーザーの悩みをただ考えるだけではなく、5W2Hで深掘りすることが重要である。

全ての物事を、「いつ/どこで/誰が/何を/なぜ/どのように/いくらで」考えてみよう。

ここでは例として、カードローンのアフィリエイトサイトを利用するユーザーの気持ちを考察してみよう。

ユーザーのことを考える(具体例1)


明日の飲み会のお金がないので、私は今すぐ2万円のお金を、誰にも知られずに近くのATMで借りたい。


5W2Hで分解すると以下のようになる。


いつ今すぐ
どこで近くで
誰が
何を
お金を
なぜ
明日飲み会のお金がないから
どのように
誰にも知られずに
いくら
2万円

このように「ユーザーの悩みを深掘りすること」を"意識して"、"体系的に"やっている人はどれくらいいるだろうか?

おそらく、多くのアフィリエイターは、ライバルのサイトを見て、書いてある文言をパクっているだけだ。そして、適当なサテライトサイトを作り、キャッシングというアンカーテキストでリンクを貼る。

体験談の記事では商品の写真が掲載されていることも多いと思うが、ユーザーの為を考えた結果掲載しているわけではなく、ライバルサイトがやっているから掲載しているだけのケースが多い。


この、何気なく皆がやっているからという理由で、思考せずに同じ行動を取っていることに問題がある。

「明日飲み会のお金がないので、私は今すぐ2万円のお金を、誰にも知られずに近くのATMで借りたい。」という人の気持ちは、全く考えられていない。

このように人々の悩みを体系的に構成したり、分解して考えているアフィリエイターは皆無だ。


私はこのユーザーが考えている悩みを5W2Hで数秒で組み立て、数秒で分解することができる。癖になっているからだ。

ちなみに、ほとんどのユーザーは自分の本当の悩みに気づいていない。
また、検索するときに意識して5W2Hの要素を準備していないし、サイトを見ながら何となく考えていることが圧倒的に多い。

ユーザーのことを考える(具体例2)

ここでも具体的なケースを挙げてみよう。

例えば、ホテル予約サイトを利用する前に、ユーザーはどんな事を考えるだろうか?


『そういえば来月沖縄に行くから、ホテル取らないとなあ。来月の5日~10日まで、場所はビーチの近くがいいかな。家族三人で、予算は1泊3万円。ベッドは3台。よし、検索しよう。』

とはならない。

『そうだ、来月沖縄行こう。』と漠然と考えている時点で、なんとなくネットを開いて、なんとなく「沖縄 ホテル」と検索して、ホテル予約サイトを開く。


そして、ホテル予約サイト側が、「いつ?」「場所は沖縄のどこ?」「何名?」「料金を安い順で表示」という様に、まるでユーザーに質問するかのように、リードするのだ。

サイト側がリードしてくれるから、初めてユーザーが自分の意識を顕在化させていく。


このように、根本的に順番が違うのである。

ユーザーが自主的に決めるのか、あなたが決めさせてあげるのかの違いが重要だ。ユーザーが自主的に決められることはほぼない。

だからあなたがリードしないといけない。

最近のホテル予約サイトなら、「航空券やレンタカーはどうしますか?」「アクティビティもあります」と、まだユーザーが準備できていなかったものまで聞いてくる。

【イラスト化予定↓】

このような例はまれ

来月沖縄に行くから、ホテル取らないとなあ。来月の5日~10日まで、場所はビーチの近く。家族三人で、予算は1泊3万円。ベッドは3台。
レンタカーは使用する。航空券はANAが良い。ダイビングしたいし沖縄美ら海水族館も行きたい。

検索

ユーザーが自分の意思を変えずに旅行計画を立てる。

ほとんどのユーザーはこう

なんとなく(沖縄行きたい)

検索

サイトがリードしている様子

ユーザーの意識が顕在化

迷っている状態のユーザーをうまくリードできれば、サイトの収益化になる


リードすることが重要なのは、どんなサイトでもサービスでも一緒だ。

ユーザー自身ですらわからない無意識レベルの悩みを、あなたが代わりに気づいて、リードして、提案をしてないといけない。

Webサービスはサイトの向こう側の知らない人を相手にするので、なんとなく受け身で待つイメージかもしれないが、こちらから能動的に仕掛けないといけないのだ。

このような思考ができると、人より2歩も3歩も先を行き、より価値のあるサービスを作れる。思考は盗まれにくいし、この思考をビジネスに活かすとあなたはライバルの何倍も上を行くことができる。


ユーザーの気持ちを考えたり、ユーザーの悩みを5W2Hで数秒で組み立てたり分解することは、全く難しいことではない。

癖にすれば、歯を磨くように無意識に考えることができるようになる。思考を変えるだけですぐに身に着けることができるのだ。


腕立て伏せが10回しかできなかった人が真面目に3か月筋トレをすれば、50回くらいはできるようになる。

思考を変えるのは、これより簡単だと思う。

しかも、あなたが得られる報酬は、「腕立て伏せの回数がプラス40回」ではなく、「億単位の報酬」である。


私が注力してきたことは、人々の根源的な欲求や実現したいことを考え、それらをサイト制作やコンテンツに落とし込んでいっただけである。

それでは前置きが大変長くなってしまったが、これより本題である「資金調達プロで具体的にやった11の施策内容」を、当事者である私(福田)が、日本一わかりやすく解説する。

  1. 圧倒的No.1になるためのポジショニングとブランディング
  2. 上場企業からリンクを獲得する最もカンタンな方法
  3. サイトの価値を3倍にする考え方
  4. Google検索結果1位を連発するための「役に立つ記事」の真実
  5. 売上を2倍にするためにカンタンにできる○○の導入
  6. 明日実践できるLP(ランディングページ)・キラーページの制作
  7. 営業力ゼロでも出来る、広告主の開拓
  8. 圧倒的な成果につながる「細部へのこだわり」
  9. 売却価格を高額になる「集客チャネルの分散」
  10. ユーザーがガンガンアクセスしてくる「内部SEO」
  11. 労働時間を減らし時給100万円を達成するカンタンな方法

※この記事の完成度は現在約80%です。随時更新していきます。

■資金調達プロで具体的にやった11の施策内容

はじめに大まかな流れを物語のような形式で記述する。



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