2018/04/27 Fri 08:42更新
金沢市で早くも大雪に備え対策を検討
石川県金沢市では2018年の記録的な大雪を受け26日、来シーズンに向けた検討委員会が開かれた。限られた資材と人員で大雪とどう向き合うかのか、夏まで続く議論のカギを握るのは「情報共有の徹底」である。金沢市役所で開かれた検討委員会には、市民団体や学識経験者など14人が参加した。委員会では金沢市の担当者が2018年の大雪の際、地下水の不足で融雪装置が十分に使えなかったことや、除雪車が手配できず一部の幹線道路で対応が遅れ多くの苦情が寄せられたことなどが報告された。その上で、委員からは除雪する道路の優先順位や作業の進捗状況について「市民への周知が足りないのでは」と指摘する声が上がった。委員会では今後、各町会や除雪業者に意見を聴いた上で方針を定め、8月下旬には具体的な対策を市長に報告することにしている。