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ビジネスから社会システムまで、幅広く影響を与えるといわれている「人工知能(AI)」。Google DeepMindが開発した「AlphaGo」がプロ囲碁棋士を破ったころから注目され始め、今やエンタープライズITの領域を超えて、社会全体のトレンドワードになりつつあります。
しかし、急速に広がった言葉であるためか、人工知能の“実態”があまりよく知られないまま、大きな期待と不安だけが独り歩きしている場面も少なくありません。
人工知能に仕事を“奪われる”、人工知能が“暴走する”、人工知能に自我が“芽生える”――そんなよくありがちな議論を切り口に、人工知能の現状を解説してきた連載「真説・人工知能に関する12の誤解」が、このたび、書籍「AIは人間の仕事を奪うのか? ~人工知能を理解する7つの問題」として、C&R研究所から発売されました。
連載を再編集し、働き方、ビジネス、政府の役割、法律、倫理、教育、社会という7つの観点から、人工知能を取り巻く問題を理解できる構成に仕上げています。この本を読めば、人工知能の“今”が大体分かる――連載を読んでいた方も、読んでいなかった方も手にとっていただければ幸いです。
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