【いよいよお披露目】西田尚美さん主演、当店オリジナルの「短編ドラマ」をつくりました。
店長 佐藤
このお知らせをできる日が、いよいよ現実に。そんなドキドキ感を携えながら今、この記事を書き始めています。
当店ではオリジナルブランド「KURASHI&Trips PUBLISHING」から、この春、新しいチャレンジとして短編ドラマ『青葉家のテーブル』(主演:西田尚美)を製作配信いたします。
キャスト
西田尚美、寄川歌太、久保陽香、忍成修吾、鎌田らい樹
監督・脚本
松本壮史
主題歌
サニーデイ・サービス「甲州街道の十二月」
ストーリー
⻘葉家はちょっと複雑だ。シングルマザーの⻘葉春⼦(⻄⽥尚美)、
大切な人たち(お客さま)の心に触れられるような映像作品をつくろう。そう決めたのは、昨年の秋のことでした。
実現まで予想以上のエネルギーを要しましたが、私たち自身、心底ワクワクしながら製作に関わってきました。「早くお見せしたい」と、何度勇み足になったことでしょう。
ストーリーや台詞、音楽、料理や使われている小道具のひとつひとつが、この作品を観てくださる方の心に何らか語りかけるものとなることを願って。
記念すべき一本目のオリジナル短編ドラマを解き放ちたいと思います。ぜひご覧ください!
同じ映画やドラマを繰り返し観てしまう。あの正体はなにか。
「KURASHI&Trips PUBLISHING」は、お客さまの日常にひとさじの非日常をお届けすることを使命として、リトルプレスや日用雑貨、洋服、食べものに至るまで様々なモノ作りをしてきました。
オリジナルブランドを立ち上げてまで「非日常」に執着しているのはなぜなのか。自分たちでもそう問い直すことがよくあります。
だって非日常と言ったら、なくても特段困らないものであるはずですから。
でも実際の「日常」は、思いどおりにいかないことの連続だったりもして、そんな中でも諦めず頑張ろうとする「日常」に「非日常」が添えられるかは切実なテーマなんじゃないか。私たちはそんなふうに捉えるようになりました。
これがあったら、ちょっとだけ幸せ。
これを使えば、今まで感じていた不便や不快感がちょっとだけ解消されそう。
この洋服を着て出かければ、いつもよりちょっとだけ自分らしく過ごせそう。
そんな「ちょっとだけ=ひとさじ」のポジティブな効果(非日常)を感じさせてくれるモノとの出会いを届けられたらと願ってきました。
そこに加えてなぜ今度はオリジナル短編ドラマを?という声が聞こえてきそうですが、皆さんのなかにこんな習性を持っているという方はいらっしゃいませんか?
それは大好きな映画やドラマを、ことあるごとに繰り返し観るという習性。
なんとなく疲れてしまったとき。自分のことさえよく分からなくなって気持ちがシュンとしてしまったとき。わたしにはそんな場面で、まるで処方薬のように観ている大好きな作品がいくつかあります。
何度観ても沁み入る台詞や音楽があったり、小道具やスタイリングがツボだったりして自分の「好き」の軸を取り戻せたような感覚を与えてくれる世界がそこにあるからこそ繰り返し観てしまうんだと思います。
再び勇気をもって「日常」に戻っていくための、まさに「非日常」をもらっていたわけです。
(物語の舞台としてなんと我が家を使いました。美術監督をお願いした福田春美さんと隅々に「好き」を散りばめました)
であるならば、非日常を感じさせてくれる映像作品との出会いを「さがす」側にとどまらず、「つくる」側にチャレンジしてみたい。
これまでのモノづくりとはまた異なる手法で、一日の始まりや終わりに触れたいと思ってもらえる非日常を生み出してみたい。
「好き」な世界やスタイルを大切な人たちと共有しているような疑似体験ができたり、今の自分と重ねてしまうような真実味のあるフィクションを届けられるようになりたい。
「またまたそんな夢みたいなことを」と揶揄されそうなことを、本気で考えるようになりました。
そして、一本目のオリジナル短編ドラマ『青葉家のテーブル』は私たち自身「この世界が好きだ〜」と心から思えるものになりました。
次々と送り出せるようになるには時間がかかりそうですが、「北欧、暮らしの道具店」という場に商品や読みものと共に、短編ドラマというさらにリッチなコンテンツを並べることができたなら。
そんな未来を近くつくってみたいと、まずは真っすぐに取り組んでみるつもりでいます。
だいたいにおいて好奇心が常に先
(松本監督との出会いがなければこの作品は出来ませんでした。とあるシーンの撮影のため訪れた廃校となった学校で)
わたしも代表の青木もなにか新しいことに取り組もうとするときは、大体においてこのようなプロセスです。
お客さまに届けられることの幅を広げてみたいという好奇心や動機が生まれる→それを周りの人に話し始める→「この人」とやってみたいという出会いを求める。
今回もまさにそういう流れでした。
私たちが脚本を読んでグッと来てしまった物語の構想を持っておられた松本監督に出会えたこと。
松本監督のクリエイティビティを支え、クラシコム側にも意外性や面白みのある座組みを提案してくださる映像制作プロダクションに出会えたこと。
さらに映像作品において何の実績もない私たちがキャスティングにも恵まれ、主演の西田尚美さんはじめ、素晴らしい演技を見せてくださる俳優陣を迎えることができたこと。
(撮影はまるまる2日間、早朝から深夜にまで及びました)
美術監督としてブランディングディレクターの福田春美さん、料理を冷水希三子さん、衣装をスタイリストの岡尾美代子さんに担当していただくこともできました。
まさに夢のようなチームで一丸となって現場にのぞめたからこそ、実現に一歩近づけたのだと、その幸運に感謝しています。
わたしもオリジナル短編ドラマの仕上がりがお客さまにとって喜んでいただけるものとなるよう「こんなところで意見を言ったら……」なんて遠慮している余裕もなく、あらゆる場面で監督はじめ関わっていただいた皆さんと真剣なコミュニケーションをとらせてもらいました。
まさか自分がキャスティングのオーディションに立ち会ったり、自宅を使ってドラマを撮ったり、「こうしたいんだ」と意見を述べたりする日が来るなんて……。人生はまだまだ分かりませんね。
ひとつひとつが新しいインプット。こうしたインプットを、今後すべてお客さまをドキドキさせることに完結させていきたいと思っています。
多くの方に視聴していただければ未来はきっと面白くなる!?
さて、ここで皆さんにお願いです。ここは遠回しではなく、まっすぐにお願いしてみようと思います。
ぜひ、ご覧ください!
もし沢山の方に視聴いただけた日には、この物語の続きを描けるかもしれないと思っています。(ですので、ぜひに!)
そして何よりご覧いただく方の「好き」な世界と重なり合う部分を見つけていただけることを心から願っています。
最後に「またまたそんな夢みたいなことを」ついでに、実は未来についてもう少し考えていることがあるのでそれをお話させてください。
このような短編ドラマを続編含め何本かつくることができたら、当店のお客さまだけを劇場にご招待して上映会イベントを開催してみたいなぁという構想もあったりします。
さらには、いつか長編作品もつくってみたい。
もしや!?映像作品であれば、海外進出も考え得る!?同じような世界観を「好き」だと感じる人が海外にもいるかもしれない。
なにひとつ実現しないかもしれないし、このなかの、なにかひとつは実現できるかもしれません。
ですので、まずは、ぜひ一本目となる短編ドラマをご覧ください(笑)。一緒に面白い未来をつくることに参加するような気持ちで、視聴いただければうれしいです。
北欧、暮らしの道具店
店長 佐藤友子
【写真】
1枚目、7枚目:鍵岡龍門
2枚目、4枚目:後藤武浩
本日の編集部recommends!
いよいよお披露目!
西田尚美さん主演、当店オリジナルの「短編ドラマ」をつくりました。
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