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Amazon.com、「Alexa」に記憶力やスキル検索機能を追加へ

» 2018年04月27日 10時53分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Amazon.comは4月25日(現地時間)、AIアシスタント「Alexa」で今後使えるようになる3つの新機能について説明した。いずれもまずは米国の英語でのみ利用可能になる。

サードパーティのスキルを必要に応じて検索・利用する機能

 例えば「シャツについた油汚れを落とすにはどうしたらいい?」と尋ねると、Procter & Gambleが提供するスキル「Tide Stain Remover」が起動して汚れ落としの方法を説明するようになる。

 現在は、欲しいスキルを自分で検索して探し、有効にする必要がある。4万以上あるサードパーティー製スキルから選ぶのは結構大変だ。

 skill Alexaのスキルは4万件以上ある

 この機能は機械学習機能の採用で実現した。向う数週間中に米国で使えるようになる。

「ポートランドの天気は?」「そこまでどのくらいかかる?」(コンテキスト理解)

 Amazonが「context carryover」と呼ぶ新機能は、米Googleの「Google Now」(現在はGoogleアシスタント)と同様に、連続する質問を、1つ前の質問の続きと解釈し、固有名詞などを繰り返さなくてもユーザーが求める答えを提供する。

 例えば、「シアトルの天気は?」「週末はどう?」や「ポートランドの天気は?」「そこまでどのくらいかかる?」に対し、正しく答える。

 これは、音声言語理解(SLU)のディープラーニングモデルを追加したことで可能になった。

 この機能は米国だけでなく、英国、ドイツでも利用可能になる。

「ショーンの誕生日は6月20日だって覚えておいて」

 個人的な情報などを記憶しておいてくれるようになった。例えば「ショーンの誕生日は6月20日だって覚えておいて」と頼むと、「はい、ショーンの誕生日は6月20日だと覚えておきます」と答える。覚えた情報をどのような形で思い出させるのか、自発的にその日になったら教えてくれるのかはまだ不明。

 この機能は米国で間もなくローリングアウトする。

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