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【報ステ】「明るい社会のため」教科書に優生思想(2018/04/26 23:30)

 障害者らに強制的に不妊手術が行われた問題で、1950~70年代に使われていた保健体育の教科書に「健康で明るい社会を作るために大切なもの」などと書かれていたことがわかった。当時、旧優生保護法が施行されたばかりで、教育現場でも強制的な不妊手術を勧めていた実態が浮き彫りになった。教科書では「凶悪犯罪者には精神病や白痴の者が少なくないことを考えるとき、この法律の大切なことがわかるであろう」などと指摘している。また、静岡県では戦後、当時の「ろう学校」、現在の聴覚特別支援学校の校長が耳の不自由な子どもに不妊手術を受けさせるよう保護者に勧めていたこともわかった。1950年ごろに静岡県のろう学校に通っていた黒沢シン子さん(87)は、親から聞いた話として「PTAの時に強制不妊の話を校長先生がされた。子どもを産みたい場合は(結婚相手を)紹介しないと言われた」と証言する。

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