葺き替え工事のやり方は?

【大阪版】ここに頼めば間違いない屋根修理業者の口コミと評判
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  1. 屋根の葺き替えとは?工事のやり方紹介

屋根の葺き替えとは?工事のやり方紹介

屋根を葺き替えるだけで建物が地震に強くなるかも!

屋根を葺き替えるだけで建物が地震に強くなるかも!

地震の時の揺れの大きさは、震度やマグニチュードのほか、家屋の重心がどこにあるかによっても変わります。屋根が重い場合は重心が高くなってより不安定になり、揺れも大きくなってしまうのです。

例えば100平方メートル、30坪といった広さの屋根で考えてみましょう。この屋根が瓦屋根だった場合、その重量は6トンほど、軽自動車7〜8台分に相当する重さです。同じ広さで金属屋根の場合、重さは10分の1の約700kg、軽自動車1台よりも軽くなります。この重さのものがそれぞれ建物上部に集中しているのを想像してみてください。瓦屋根の場合は重心が上がり、金属屋根の場合はかなり下がるという感覚がわかると思います。

さらに実際に揺れが発生した場合、上部の端はさらに遠心力が大きくなるため、重さの数倍以上の力が加わることになります。逆に言えば屋根材が軽ければ軽いほど、端に加わる力も小さくなるということです。つまり、屋根材の軽さは耐震性にそのままつながるということなのです。また、瓦屋根と金属屋根の地震時の安全性を単純に比較しても、瓦は一枚ずつ落ちる危険性がある一方で、金属屋根は落下することはありません。

ここでは瓦屋根と金属屋根との比較で耐震性を見てみましたが、今は金属屋根よりさらに軽い屋根材もあります。そしてやっぱり瓦屋根の断熱性や重厚感がどうしても欲しいという人のためにも、軽くて丈夫な瓦も出ていますので、屋根の葺き替え工事を行う際には、いろいろとチェックしてみてください。

屋根の葺き替えの流れ

では、瓦屋根から金属屋根に葺き替える場合、どのような流れで工事が行われるのかを見てみましょう。

瓦を撤去します
瓦を撤去します

まず、既存の瓦を撤去し、外した瓦は落下しないようによく注意して整理し、管理します。

防水紙を撤去します
防水紙を撤去します

瓦の下に敷いてある古い防水紙をすべて撤去します。この際には瓦の隙間から入り込んでたまったゴミやほこり、瓦の設置に使用された土が大量に出て来ますので、掃除をしながら取り外しを行います。

野地板を張ります
野地板を張ります

屋根の強度をアップさせるために、古い野地板の上にさらに新しい野地板を増し張りします。屋根の骨組みに留めることでこれを行っていきます。

ルーフィング工事を行います
ルーフィング工事を行います

新しい野地板を張り終わったら、その上に防水紙を敷きます。軒先から棟に向かって敷いていくことで、雨が入り込んでも屋内に侵入しない仕組みになっています。

屋根材を設置します
屋根材を設置します

金属屋根材を設置します。例えばエコグラーニと呼ばれる屋根材は、ガルバリウム鋼板と同じ成分のジンカリウム鋼板で出来ており、表面は自然石粒仕上げになっています。軽く腐食に強いのが特徴です。

貫板と棟板金を設置する
貫板と棟板金を設置する

屋根全体の留め具のような役割を果たす貫板と棟板金を設置します。貫板を棟部分に設置した上に棟板金を被せます。この時にしっかり施工を行うことで、棟に雨水が浸入するのを防ぐことができます。

葺き替え完了
葺き替え完了

これで瓦屋根から金属屋根への葺き替えが完了しました。地震だけでなく強風などの自然災害にも強く、また定期的な塗装も必要ない金属屋根はコスト削減が可能なため人気があります。このように、屋根の種類1つ1つに特徴がありますので、葺き替えを考える際には好みの屋根を探してみるのも面白いと思います。