東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

チェルノブイリ事故から32年 核燃料除去に「500年」

 【キエフ共同】旧ソ連ウクライナで1986年に起きたチェルノブイリ原発4号機の爆発事故から26日で32年を迎えた。原発の解体、廃炉の立案を行うチェルノブイリ原発のドミトリー・ステリマフ戦略計画部長(41)は共同通信に「原発の核燃料除去まで500年以上かける方策が現実的」との見通しを語った。

 4号機は2016年11月に耐用100年の鋼鉄製シェルターで覆われた。ステリマフ氏によると原発解体に向けた第1段階となるシェルター内の電気配線やクレーンの設置、換気システム整備が年内に完了する予定だ。

 26日には、首都キエフなどで事故犠牲者の追悼式典が行われた。

 チェルノブイリ原発から北に約50キロのウクライナ北部スラブチチで、事故処理に従事し、その後死亡した作業員の遺影を前に献花する女性=26日未明(共同)

 チェルノブイリ原発から北に約50キロのウクライナ北部スラブチチで、事故処理に従事し、その後死亡した作業員の遺影を前に献花する女性=26日未明(共同)
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】