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これは4月のあやうい罠。幸せは純喫茶巴里で【和歌山・紀伊田辺】

こんにちは、コトリスです。

昨日、ソトさん(id:tkfms)に開設間もない「喫茶のすたるじあ」を「読みたくなるブログ」のひとつとして紹介していただきました。

 

www.sotoblog.com


心の宝箱にしまって辛い時に読みたくなる、美しいテキストをありがとうございます。

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ブログの成り立ち

もともとはTumblrからブログをスタートさせ、自分の素性を明かさずにひたすら喫茶店の写真をupしていました。

喫茶店めぐりを趣味としブログで発信しているのは首都圏の方が多いため、東京の喫茶店情報は多く飛び交っています。

喫茶店の数は断然関西の方が多いはずなのに、どうして関西の喫茶店情報を取り上げる人がいないんだろう疑問を持ったことがはじめたきっかけでした。

 

ブログといっても写真のみで魅力を伝えたいと思っていたので、店の紹介を含めてテキストは一切なし。
自分の気配を消した写真を撮り、雰囲気をぎゅっと収めることのみを意識していました。
(写真の匠みたいなことを言ってますが、フィーリングでしか撮っていません)

 

読んでもらうための文章を書いたことがなかったのでバーチャル駅長になってから苦労しました。

他に11人の同期の駅長がいましたが、もともと文章を書くのが好きだからバーチャル駅長に応募したという方が多く、肩身が狭かった……。

 

文章を書くのはすごく時間がかかるし今も苦手意識を持っているけど、続けられたのはやりたいことがはっきりしていたから。


私は何歳で家族構成はどうで、仕事は何をしていて。

ブログにそういうことを書くつもりは毛頭なく、ただ喫茶店に行きたくなる写真と文章を載せたかった。

喫茶店めぐりのお手本にしていた「47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶」の著者・山之内さんが、そういうスタイルだったから。

そして、紀伊田辺

前置きが長くなりました。
今日はソトさん(id:tkfms)がお住まいの和歌山県田辺市の喫茶店の思い出を。

バイブルにしている「47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶」で、和歌山市の「純喫茶ヒスイ」とともに和歌山代表の喫茶店として紹介されていたのが、田辺市の「べる・かんと」でした。

 

「べる・かんと」に行くために18きっぷで紀伊田辺駅に降り立ったのは3年前のこと。

 

和歌山県の中でも和歌山市や海南市は 大阪のなんばから出る南海電鉄やJRの紀州路快速ですぐに行けますが 紀伊田辺は紀伊半島の中でも南の方ほう。 出発地点によっては三重の伊勢から向うほうが早い場合があります。

和歌山県は広い。 これだけ和歌山市から離れていれば独自の文化県が根付いているのではないだろうか。 大阪圏である和歌山市の喫茶文化は大阪にかなり近いものを感じましたが もしかしたら紀伊田辺あたりまで来ると名古屋的な喫茶文化が感じられるのではないだろうか。 そんなことを感じながら旅路を急ぎました。

驚いたことに紀伊田辺は、思いのほか喫茶店の多い街でした。 駅前ロータリーから続く商店街はあちこちに喫茶店が。 どのお店も趣がありどこに行こうか悩んでしまう位でした。

2013-01-16 - 純喫茶保存協会

注・山之内さんのブログからの引用

 

和歌山県は広いと書かれていますが、田辺市は近畿地方で一番広い面積を誇る市。
さすがに日帰りでは巡れないため紀伊田辺で2泊し、町中に点在する喫茶店を訪問しました。


本に載っていた「べる・かんと」には入れましたが、「これだけの喫茶店とはなかなか出会えない」と山之内さんに言わしめた「桂」はすでに閉店……。


その代わり、何軒も格別の空間を持つ喫茶店に入ることができました。

 

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最も心を捉えたのが、舞台セットのようなロマンティック空間「純喫茶 巴里」

 

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足の下のステキな床」の第二弾が出るなら推薦したいカラフルな床。

 

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席の仕切りはレンガ風のついたて。
白鳥が優雅に泳ぐ川の絵が壁一面を彩っています。

 

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花柄のソファに腰掛けて、モーニングをいただきました。


柄が多く使われているのに空間がうるさくないのは、何度もパリに出かけて理想の店を作り上げた初代オーナーのセンスのたまもの。

3年前紀伊田辺に向かったのが4月1日だったので、 毎年4月1日になると巴里を思い出します。

 

 純喫茶 巴里

【最寄駅】JR紀伊田辺駅より徒歩3
【住所】和歌山県田辺市今福町11
【営業時間】8時~16
【定休日】火

 

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