メキシコの砂漠にソーラーパネルの海、ラテンアメリカ最大級
2018年04月26日 12:00 発信地:ビエスカ/メキシコ
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【4月26日 AFP】遠くからみると、メキシコの砂漠の真ん中に、深く青い海が現れたかのように見える。
だがこれは、蜃気楼(しんきろう)などではない。ラテンアメリカ最大級の太陽光発電所だ。
伊電力大手エネル(Enel)がメキシコ北部コアウイラ(Coahuila)州に建設したビジャヌエバ(Villanueva)発電所では、約230万枚のソーラーパネルがサッカー場2200面分に相当する広さを埋め尽くしている。メキシコは2024年までに電力の43%をクリーンなエネルギー源から生み出す目標を掲げており、同発電所もこの取り組みの一環として建設された。
砂漠に並ぶ、水平線まで無限に続くようなソーラーパネルは、太陽の動きに連動し向きを変える。まるでキラキラ光る巨大な金属製のひまわり畑だ。
6億5000万ドル(約710億円)規模のプロジェクトは2017年12月に発電を開始し、年内にはフル稼働を予定している。フル稼働時の年間発電量は1700ギガワット時で、これは130万世帯分の電力をまかなえる量に相当する。(c)AFP/Yussel GONZALEZ