石川テレビ

2018/04/25 Wed 19:09更新

北陸電力決算 2年連続の赤字

北陸電力の決算がまとまり、連結の純損失が4億円と、初めて2年連続の最終赤字となりました。原発の再稼働が見通せない中、効率化などで収益改善に努め電気料金の再値上げはしない方針です。北陸電力の2018年3月期の決算は連結で売上高が9.9%増の5962億円、経常利益は32.8%増の26億円と増収増益となりました。しかし法人税を差し引くなどした純損失は4億円となり、1994年度以降、初めて2期連続の最終赤字となりました。この理由について北陸電力は志賀原発が停止している中、火力発電所の燃料費の高騰や修繕費の増加などを挙げています。このため北陸電力は今月から電気料金の値上げに踏み切っていて、年間約200億円の収入を見込んでいます。期末配当については中間配当に続いて無配当となりました。また今年度の利益予想については、志賀原発の再稼働が見通せないことから「未定」としていますが、電気料金の再値上げはしない方針です。