以前には、白いラベルのノンエイジを飲みましたが、8年では、その名の通り8年以上の熟成を経ている事の他に、スピリッツもブレンドしている違いがあります。
また、ノンエイジ同様にラベルにはジャパニーズと書かれていますが、実際にはモルト、グレーン共に自前で醸造、蒸溜はして居らず、スコットランドなどから原酒(バルクウイスキー)を買い付けて熟成をしています。
では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は淡いシャンパンゴールド、香りはナシがしっかり鼻を通り抜けます。
口に含むと、ナシとラムレーズンが香り、ほんのりとピートが続きます。後からバニラ、ドライマンゴー、バナナの甘い香りが追いかけてきます。
味わいは、アルコール由来の辛みがあるものの、その後は酸味が現れてきます。後味に甘さも感じられます。
ロックにすると、ナシ、ラムレーズンと共にライムの爽やかさと、黒こしょうのスパイシーさも割って入ってきます。ピートも少々強めになります。後から来るバニラなどの甘い香りは奥に潜んだ印象です。
味わいは若干のビターを伴いながら、酸味がメインを占めます。
最後にハイボールにすると、ナシの香りがほんのりします。後になると胡椒の持つスパイシーな香りも得られます。
味わいはビターがメインになります。
ノンエイジが焼酎っぽさを感じたのに対して、8年はウイスキーとして申し分のない出来に感じます。
甘みのあるものを求めるなら、ストレートがいいかもしれません。
700mL、アルコール度数40度、価格は4500円ほどです。
なお中国醸造は、2017年に桜尾蒸溜所を設立しました。
すでにこの蒸溜所でジン、ウイスキーの製造が始まり、ジンは2018年3月に発売を開始し、ウイスキーは3年熟成の後、2021年にリリースする予定だそうです。
どこぞのメーカーのように、自前で蒸溜していると偽るのではなく、本格的な製造に踏み切った事に賞賛を送りたいと思います。
<個人的評価>
- 香り B: ナシ、ラムレーズン、バニラ、ドライマンゴー、バナナ。加水でこしょう、ライム。ピートもほのか。
- 味わい C: ストレートでは酸味主体。加水でビターが目立ってくる。
- 総評 C: 地ウイスキーとしては悪くない。
中国醸造 戸河内ウィスキー 8年※こちらは出荷まで2-3営業日お時間を頂戴する場合がございます。 |
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